ゴルフスイング
Nick Jagger
短いパー4でフェアウェイをキープする攻めのコントロールショット
300ヤード台前半の短いパー4や狭いホールでは、ドライバーを使わないと考える人も多いようです。
はたして、そのマネジメントは正解なのでしょうか?
ハザードがあって、フェアウェイをとらえる確率が低い場合に、ハザードに届かない短いクラブを使用するのはわかります。
しかし、そこまで目立ったハザードがない場合、ドライバーを使わない理由はありません。
短いホールでは、コントロールショットが有効
できるだけグリーンに近づくことができれば、セカンドショットは短い番手で打てますから、ピンに寄せてバーディを奪う確率が高くなりますよね。
ただ、ドライバーのフルショットはリスクが大きくなるので、フェアウェイをとらえるためにコントロールショットを打つのです。
フルショットでもし250ヤード打てるのなら、220~230ヤードに抑えて方向性重視のスイングをするのです。
3番ウッドよりも少し飛ぶくらいでしょうが、フルショットよりもはるかにミスをする確率が低くなります。
距離の短いホールでは、縦の距離をコントロールできれば、ドライバーは最大の武器になるのです。
右耳から左耳までの高さでスイングする
フルショットよりボールを飛ばさないコントロールショットは、振り幅を小さくして打ちます。
振り幅が小さければ、クラブのコントロールもしやすくなりますし、ヘッドスピードも遅くなって飛距離も出なくなります。
フルショットの場合、トップスイングで手が頭より高く上がり、フィニッシュでは頭の後ろまで手が回ります。
コントロールショットのイメージは、トップで手が右耳、フィニッシュでは手が左耳の高さで止まる振り幅です。
特にフィニッシュを高く上げないように意識すれば、バックサイドの振り幅も抑えられます。
スタンスを狭く、クラブを短く持つ
そのために、アドレスで振り幅を抑えられる形を作っておくことが大切です。
フルショットのスタンスは、肩幅より少し広いくらいですが、コントロールショットは、左右ともに半足分ずつ狭くします。
そして、クラブも少し短めに持ちます。
グリップエンドから指2~3本分余らせる感じでいいでしょう。
その分、ボールと体の距離が近くなりますが、ボールの位置は通常通り左足かかと延長線上にセットします。
スタンスは狭く、クラブを短く握るだけで、スイング幅も自然に小さくなります。
ドライバーのフルショットよりミスをする確率が低いとはいえ、コースでぶっつけ本番で打てるショットではありません。
練習場で、飛距離を落としたドライバーのコントロールショットを練習しておけば、ラウンドできっと強力な武器になるでしょう。