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ゴルフスイング

レッスンプロ・クラフトマン 河野

記憶に残る生徒 大根切りのスライサーにレッスン(2)

こんにちは。

レッスンプロ・クラフトマンの河野です。

今回は、見事なほどのアウトサイドインのスライサーが、ストレートボールを打てるようになるまでに行った練習方法などのお話です。

変革後のスイングをまず自分の目で確認。

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大根切りのSS様は、思ったより練習熱心な方で3週間で4回レッスンに来られました。

長い間「大根切り」を続けて来た方なので、それほどゴルフに熱心には取り組んでいないのかと思いましたが意外でした。

最初の1回目に、私が説明する通りにクラブをユックリ動かしてもらい、これから作り上げて行くスイングを行なっていただきそれを録画しました。

その画像を見ていただき、全体でこのようなスイングになりますよと説明しました。

SS様、満面の笑みで「本当にこんなスイングになれるんでしょうか?」

私「何を言っているんですか、ここに写っているのはSS様ですよ」

SS様「確かにそうですが」

インサイドアウトに振る練習とは?

それからしばらくは、小さくテークバックして、インサイドアウトにクラブを振り抜く練習をしました。

クラブとシャフトを目標方向より少し右側に振るのですが、私が前に座りティーアップしてスイングの注意点を指摘していきながら練習をしていただきました。

この練習はユックリと行います。

体をできるだけ動かさないようにして、腕をインサイドアウトに振って行くのに慣れるためです。

それと、インサイドアウトに振る動きを脳に記憶させるためでもあります。

このような基礎練習はご自分一人で行うには相当の覚悟が必要ですが、動画を撮りながら行いますので、見る見る変わるご自分のフォームに喜びを感じて、SS様も熱心に取り組んでくれました。

私「しばらくの間、練習をしたくなったら当店に来てください。ご自分一人で練習をすると、慣れ親しんだご自分のスイングに戻りますよ」

SS様「わかりました。もう大根切りに戻りたくないのでそうします」

インサイドアウトでフォロースルーの取れるスイング。

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それから、スイングの振り幅を少しずつ大きくして行きました。

最初は振り幅を大きくするごとにユックリ振り、慣れて来たら少し強めにという方法を繰り返しながら少しずつ振り幅を大きくしていきました。

その都度注意点と練習方法をお教えしていき、約束の3ヶ月で、インサイドアウトに振り抜けるスイングができ上がりました。

私「ずい分格好良いスイングになりましたよ」
 
SS様「先生のお陰です」

私「良い共同作業ができましたね、この先悩んだらいつでも早めにお越しください、お待ちしています」

レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。