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ゴルフスイング

おっ3

スイングの見栄えを追求する~その2~

コースはもちろん、練習場でも『きれいなスイング』には思わず目が止まり、見とれてしまいます。

何が見栄えの良いスイングにつながり、何がそれを邪魔するのでしょうか?

『おっ3』得意の勝手にシリーズ化、『スイングの見栄えを追求する』第2弾です。

クラブヘッドが描く弧にこだわる!

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2枚続けて載せたのは、アダム・スコットのトップです。

スタイルも良くて顔も良い、おまけにスイングまでも完璧にかっこいい!!

あぁ悔しい・・・。はい、気を取り直してまいりましょう。

スムーズな動き出しの後、みなさんは何か注意しているポイントはありますか?

『おっ3』は、息子がクラブで遊びだした時から言い続けていることがあります。それは「クラブヘッドでできる限り大きな楕円を描いてみよう」なのです。

そのために必要な身体の動きを逆算してみてください。

・左肩からクラブヘッドまでの長さは、最大限に長く!
・クラブヘッドは手で持ち上げずに低く遠くに左手で押すように!
・大きな円の中心は首の後ろ!
・手首をコックするのはシャフトが地面と水平になった時から!

これらの動きをを支えるのは、安定した下半身です。

アダ息子ット(親バカですみません)

この写真は、息子がまだ幼稚園の頃のものです。

脚力がないので、回転する力を支え切れていませんが、『クラブヘッドで大きな楕円を描く』雰囲気は伝わらないでしょうか?

小さな身体を大きく使うことで、息子なりに『見栄え』を追求しています。

では、ここまでの『見栄え』を阻害する要因は何か? 考えてみましょう。これも、息子の成長に伴って気付いたものです。

最大にして最強の阻害要因は、『上げたい』『飛ばしたい』という煩悩です。これがすべてをブチ壊しにします。

この煩悩によって何が起こるかを分解してみると・・・。

・力みから、左肩からクラブヘッドまでの長さが短くなる!
・クラブヘッドは手でヒョイと持ち上て、肩は回らない!
・小さな円の中心は胸の前に!
・クラブの動き出しと同時に手首をコックするか、力み過ぎてコックできない!

これらの動きが出ると下半身も不安定になり、まったく見栄えのしないトップになってしまいます。

踏み込み!

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グレッグ・ノーマンの左足の強烈な踏み込みを感じますよね。これも、スイングの見栄えの重要なファクターです。

切り返しで左足を踏み込まずに、クラブヘッドをインサイドから鋭く降ろしてくることはできません。

『見栄え』のポイントは、グリップもしくは右肩、そして頭の位置はトップから変えずにジワッと踏み込むことです。

これができると「こいつやるな!!」って感じを印象づけられると思います。実際に、これができたら飛距離も方向性も手に入れられます。

お気付きですよね♪

『スイングの見栄え』は結果的には、上達に導いてくれるのです。