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ゴルフスイング

Yanagi@TPIトレーナー&ドラコンプロ

スイング分析は10分割が世界の基準!!「10ポジション」を覚えよう!

スイングを改善する上で様々なスイング理論を勉強したり、トッププロのスイング動画をじっくり分析したりと、皆さんもいろいろな方法で日々ゴルフの腕を磨かれていると思います。

ここで一番注意してほしいことは、スイングのある一点に集中して改善を試みたり、いろいろな理論をつまみ食いすると、結果的にスイングを壊し調子を落とすということです。

まず初めに、自分自身の現状のスイングを知ることが大切ですし、スイングの一連の流れの中で少しずつ修正するということが大切です。

ダスティン・ジョンソンのトップの形を真似しようとしたり、ジャスティン・トーマスのインパクトだけを真似しようとしても決して上手くいきません。

そこで今回は、スイング分析において欠かせない、スイングの「10のポジション」について解説します。

10のスイングポジション

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ポジションは「P」と略され、スイングは「P1」~「P10」に細かく分類されます。

スイング分析を行う上では、10局面に分けてそれぞれの位置でのクラブポジションについて確認していきます。

P1:アドレス
P2:ハーフウェイバック(シャフトが地面と平行)
P3:スリークォーター(左腕が地面と平行)
P4:トップ
P5:切り返し直後(左腕が地面と平行)
P6:ハーフウェイダウン(シャフトが地面と平行)
P7:インパクト
P8:ハーフウェイースルー(シャフトが地面と平行)
P9:フォロースルー(右腕が地面と平行)
P10:フィニッシュ
※右利きの場合

最近では個性あるスイングのプレーヤーが増えてきたこと、スイングを科学的に分析できるようになったことなどから、「オンプレーン」=「正しいスイング」という風潮はなくなってきました。

アマチュアゴルファーの多くの方は、関節の硬さなどから、前傾のキープが難しかったり、捻転差が生み出しにくかったりすると思います。

しかし、きれいなスイング=いいスコアとは限りません。

自分の特徴に合わせて再現性のあるスイングができれば、スコアは向上しゴルフを楽しむことができます。

まずは自分のスイングを10分割し、どんな特徴があるか、球筋のイメージと体の動きが合っているかを確認してみましょう。

どんな球筋が打ちたいか、どんなスイングを求めているか

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まずは、自分がどのようなドローボールを打ちたいのか、フェードボールを打ちたいのか、それとも捻じれのないストレートボールを手に入れたいのかを考えてみましょう。

スコア100前後の人が、タイガー・ウッズのようなスイングをしたい! と言っても現実的ではありません。

ここでは、自分の特性、体力を理解した上で考えてみてください。

ドローボールが打ちたければインサイドアウト傾向のスイングがいいですし、フェードボールが打ちたければアウトサイドイン傾向のスイングに整えていくのがファーストステップです。

さらに細かく言えば、インサイドアウトといった「クラブの動き」にプラスして、「体の動き」がオープンなのかクローズなのかという組み合わせも考えなければなりません。

クラブの動きだけを見て「外から入ってる」「インからあおっている」と分析するのはNGで、体の動きとの組み合わせも少し意識するようにしてください。

そして、どの組み合わせも「NG」なスイングではありません。

同じようにインパクトできれば、どんなスイングでも「OK」です。

自分自身のスイングに自信を持って、自分の特徴を磨いていきましょう。

どんなスイングもアドレスが基本!

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ゴルフスイングではどう「インパクト」するかばかり考えがちですが、そもそもどう「アドレス」するかが間違っていれば、力強く正確な「インパクト」は望めません。

テークバックで地面から力を受け取り、クラブヘッドの遠いところから徐々にパワーを受け渡し、インパクト時にクラブヘッドのスピードを最速にしていきます。

この運動連鎖の土台となるのがアドレスですし、アドレスの向きが間違っていたり、イメージする球筋の生まれにくいアドレスを取っている場合、力のない球しか打てないか、フックスライスに悩み続けるかのどちらかになります。

「P1」のアドレスでは、

・インサイドアウトに振りたい→正面から見て「K字」でクローズスタンス
・中間的なスイング→正面から見て「Y字」
・アウトサイドインに振りたい→正面から見て「逆K字」でオープンスタンス

になるようにセットします(K字……右腕とシャフトが一直線、逆K字……左腕とシャフトが一直線)。

どれがいいではなく、どのようにスイングし、どのような球を打つかで変わってきます。

「P2」~「P10」でのチェックポイント

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それでは、それ以降のポジションでもイメージと球筋によって3つの例を示していきます。

※飛球線後方から見た場合

「P2」
・インサイドアウトに振りたい→ヘッドが手より内側
・中間的なスイング→ヘッドが手のほぼ真上
・アウトサイドインに振りたい→ヘッドが手より外側

「P3」
・インサイドアウトに振りたい→スイングプレーンよりシャフトが寝る
・中間的なスイング→スイングプレーンとシャフトがほぼ平行
・アウトサイドインに振りたい→スイングプレーンよりシャフトが立つ

「P4」
・インサイドアウトに振りたい→レイドオフ
・中間的なスイング→シャフトが飛球線と平行
・アウトサイドインに振りたい→シャフトクロス

「P5」
・インサイドアウトに振りたい→クラブが寝る
・中間的なスイング→シャフトはプレーンと平行
・アウトサイドインに振りたい→クラブが立つ

「P6」
・インサイドアウトに振りたい→ヘッドが手より内側
・中間的なスイング→ヘッドが手とほぼ同じ位置
・アウトサイドインに振りたい→ヘッドが手より外側

「P7」
・インサイドアウトに振りたい→グリップエンドよりヘッドが大きく遅れる(強いハンドファースト)
・中間的なスイング→グリップエンドよりヘッドが適度に遅れている(軽いハンドファースト)
・アウトサイドインに振りたい→ヘッドがグリップエンドより目標方向(ハンドレイト)

「P8」
・インサイドアウトに振りたい→グリップエンドは体から離れ、ヘッドはさらに体から離れる
・中間的なスイング→ヘッドとグリップエンドが重なる位置の近く
・アウトサイドインに振りたい→グリップエンドが体に隠れる

「P9」
・インサイドアウトに振りたい→肩よりも高い位置からクラブが抜ける
・中間的なスイング→スイングプレーンに近い位置からクラブが抜ける
・アウトサイドインに振りたい→体の低い位置からクラブが抜ける

「P10」
・インサイドアウトに振りたい→シャフトはタテ向きで前傾角度をキープ
・中間的なスイング→シャフトは斜めで前傾角度をキープ
・アウトサイドインに振りたい→シャフトは横向きで前傾角度は起き気味

自分のスイングを細かくチェックし、どのような傾向があるのか、どのようなイメージとのギャップがどのタイミングで生まれているか確認してみましょう!

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