Gride

bs_banner
gettyimages/932977290
getty

ゴルフスイング

タイガー

上げるアプローチ、ピッチショットをマスターしよう!

タイガーです。

「アプローチは転がせ」

これはたしかに一番簡単な方法です。

しかし転がせない状況は多くあります。

そんな時のために転がさないアプローチを習得しましょう。

ピッチショットの必要性

getty

「アプローチは転がせ」と教わった人は多いはずです。

僕も転がすチップショットのほうが、簡単にカップに寄せられると考えています。

ただこのショットだけでは寄せるのが難しい状況もあります。

まずグリーン手前に障害物がある場合は転がすことができません。

当たり前ですが、バンカーや池があるのに転がして狙う人はいませんよね。

また2段グリーンやグリーンエッジからピンまでの距離が近い場合も、転がすアプローチは難しいです。

特に2段グリーンは転がす距離感がつかみにくく、狙う幅も狭いので転がすのは避けたい状況です。

こういった場面を切り抜けるためには、ボールを上げてあまり転がさずに止めるピッチショットが必要です。

ピッチショットを打つための基本

getty

チップショットはボールを右側に置くのに対し、ピッチショットはボールを真ん中寄りに置きます。

とりあえずアプローチはボールを右側に、と考えていた人は要注意です。

スイングで気を付けてほしいのは、体全体を使うことです。

チップショットの場合は、腕だけを使ってパターのように打つことができます。

それゆえに簡単ではあるのですが、ピッチショットで腕だけを使いスイングするとミスが出てしまいます。

ピッチショットはフルスイングのコンパクトバージョンだと僕は思います。

距離感は振り幅で調節し、インパクトの前に減速しないようにしっかりとスイングすることが大切です。

ピッチショットもチップショットもスタンスを狭く構えるのはどちらも同じです。

これはアプローチショットに体重移動が必要ないからです。

狭いスタンスにして体重配分を変えないように打つのがポイントです。

フェースを開いたほうがボールは高く上がりますが、サンドウェッジであれば開かなくてもいいと思います。

ピッチショットは、キャリーとランのバランスが7対3くらいのイメージなので、ロブショットのように高い球を打つ必要はありません。

サンドウェッジのロフト角通りに打つか、開くとしても10度くらいまでだと思います。

ピッチショットを打つための基本をまとめると以下の通りです。

・ボールは真ん中
・体を使ってスイングする
・スタンスは狭め
・距離の配分はキャリーとランが7対3のイメージ

アプローチは遊んで覚える

getty

先日テレビ番組で横田真一プロが、「アプローチでもっと遊べ」とおっしゃっていました。

この言葉はすごくいい言葉だなと思いました。

転がすアプローチはたしかに実用的です。

しかしゴルフには同じ距離を打つにしても様々なショットの種類が存在します。

それを覚えて本番で楽しむのも1つの醍醐味のように思います。

僕も練習場でめちゃくちゃにフェースを開いてロブショットを打ったりして遊んでいましたが、その経験がバンカーショットで役に立つこともありました。

フェースを極端に開いたり閉じたりと遊びながら、いろいろなショットを経験しましょう。

それが役に立つときが来るはずです。