Gride

gettyimages/591953342
getty

ゴルフスイング

ライドマン

アプローチはフェースローテーションを使わない?の、ウソホント

ゴルフにおいて、フェースローテーションは良いスイングをするための大切な要素となってきます。

しかしながら、アプローチに関してはどうでしょう?

時には、フェースローテーションを使わずに打つことも必要となってきます。

どのような場面で使い分けが必要なのか、考えていきましょう!

フェースローテーションとは?

getty

ドライバーやアイアンなど、通常のショットをする場合は、バックスイングでフェースを開きながら上げていき、逆にインパクトに向かって閉じていく、開いて閉じる、この動きをフェースローテーションと言います。

もともと、ゴルフクラブはフェースが開きやすい構造になっているので、どうしてもこのような動きが必要なのですが、現在はこの動きをなるべく少なく、フェースローテーションを抑えてスイングをするのが主流になってきています(シャットスイングなどと呼ばれています)。

ただし、フルショットをする場合は、スイング自体にスピードがあるので、動きの大小はありますが、フェースローテーションが必要になってきます。

フルスイングで無理にクラブを抑えようとすると、体力的に自信がない限り、ケガにもつながりかねません。

すべてのショットでフェースローテーションは必要?

getty

すべてのショットでフェースローテーションが必要なのかと言うと、そうではありません。

プロや上級者の人がよく使う、ハーフショットやスリークォーターショットなどの、方向性を重視したライン出しショットなどは、フェースローテーションを極力抑えて打っていきます。

また、距離も方向性も重視するアプローチの場合、ほとんどのショットで意図的にフェースローテーションを使わない打ち方が必要になってきます。

フェースローテーションを使わないアプローチの方法

getty

さて、フェースローテーションを使わないアプローチとはどのように行うのでしょうか?

フェースローテーションを行わないアプローチでは、以下の点に注目してください。

・スタンス幅は肩幅より狭目
・左腕からヘッドの先までが一直線になっているイメージ
・アドレス時の右手首の角度が変わらない
・常にグリップエンドが左脇腹のあたりを指している(アドレス時のハンドファーストの形を崩さない)

特に3番目の、グリップエンドの意識がちゃんとできている人は、フェースローテーションをしないアプローチが上手いと思います。

右手は使わないのか?

getty

アプローチの際、手を使うとミスをする。

耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

アプローチ、特にグリーン周りのアプローチでは、特別なショット以外はなるべく手を使うのをやめましょう。

手を使わないというよりも、手首を使わない、つまりフェースローテションを使わないということです。

画像のように、フォローでフェースの向きが自分の前傾と同じくらいになっていたら、フェースローテーションを使わないでアプローチができた証拠です。

手は使わないけれど、感覚は使います!

手を必要以上に使ってしまうと、手打ちにつながりザックリやトップなど、さまざまなトラブルの原因になりますが、距離感も重視されるアプローチでは、手、特に右手の感覚はとても大事になってきます(右利きの場合)。

この練習に有効なのが、右手のひらにボールを置いて、下手投げで目標に寄せる練習です。

ボールの勢い、落とし場所、落ちてからどのくらい転がってと、具体的にイメージしてから放ってみましょう。


今回は、フェースローテーションを使わないアプローチについてご紹介をさせていただきました。

アプローチに不安がある方はぜひ、この方法を試してみてもらえるとうれしいです!