ゴルフスイング
しだしんご
雨で締まったバンカーではサンドウェッジは使わない!
こんにちは♪
われわれアマチュアゴルファーにとって、ただでさえ苦手意識のあるバンカーショット。
雨が降って締まったバンカーになると、ソールが跳ねてトップしたり、それを警戒して緩んでザックリなどさらにミスが多くなります。
そんな時、打ち方で悩むよりもちょっと視点を変えて「使うクラブを替える」だけで簡単になっちゃうかも知れませんよ?
サンドウェッジではソールが跳ねる
その日のバンカーはこんな感じでした。
先日の大雨で、グリーンの中央に大きな水たまりができて、周りの砂も水を吸って固く締まっています。
こういう時に「バンカーだから」という理由だけでサンドウェッジを持つと、大ケガのもとになります。
なぜかというと、サンドウェッジには「バウンス」という名のソール部分の出っ張りが付いています。
これは、通常のバンカーショットで「クラブが砂に深く入り過ぎないように」設けられているものです。
ところが、クラブが砂の中に入りにくい雨で締まった状況では、この「バウンス」が反対に邪魔者になります。
だいたいこの状況でサンドウェッジを使うと、上手くクラブが砂に入らずに跳ねてトップ、もしくはそれを警戒して緩んでザックリのミスが多くなります。
ですからこの場合、サンドウェッジという選択肢は除外するというのが正しい考え方になります。
ピッチングウェッジを使ってみましょう
そこで、「バンカー=サンドウェッジ」という考え方はいったん捨てて、「どのクラブであれば砂にクラブが入ってくれるか」を考えます。
言い換えれば「バウンスが少ないクラブを選択する」ということです。
バウンス角が小さくて、ある程度高さの出せるクラブ。
その際に最適なのが「ピッチングウェッジ」なのです。
実際に雨で締まったバンカーで砂だけを飛ばしてもらえると(実際のラウンドではルール上できませんが)、サンドウェッジよりもピッチングウェッジのほうが砂を飛ばしやすいと思います。
腰から腰までのゆったりスイングで十分に出ます!
バンカーと言うと、まるで親の仇のようにクラブを叩きつける方がいますが、そうするとクラブ軌道が安定せず、「インパクトで終わり」のスイングになってしまうので、ミスが大きくなります。
今回使用するのはピッチングウェッジで、サンドウェッジよりもロフトが立っている分飛距離も出ますので、強振してはいけません。
腰から腰までのコンパクトスイングでも10~15ヤードは簡単に飛ばせます。
それを信じて体全体でゆったりとボール手前の砂ごとボールを「運ぶ」イメージでスイングすると上手くいきます。
また、グリーン上では比較的ランが出やすいので、その転がりを頭に入れて落としどころを決めてください。
ぜひ雨の日は試してみてくださいね♪