ゴルフスイング
Nick Jagger
見た目は地味だがスコアに効く!ランニングアプローチを多用しよう!
グリーン周りから転がせる状況であれば、ランニングアプローチで寄せましょう。
アプローチショットの中でも、最もミスが少ないのがランニングと言われています。
ところが、7~8番アイアンで転がすという人は意外に少ないように思えます。
プロの影響でしょうか、グリーンサイドからウェッジで寄せるという人のほうが圧倒的に多いようです。
パット感覚だから打ち損じが少ない
アプローチショットでも最もやさしいのはランニングアプローチです。
ボールをあまり上げないで、できるだけ転がしたほうが距離感のミスが少なく、ピンに寄る確率が高いからです。
それにパッティングに近い感覚で打てるから打ち損じることも少ないです。
ボールからグリーンエッジまでの距離が近く、少ないキャリーでグリーンに直接乗せて、あとは転がして寄せられる状況であれば、迷わずランニングアプローチを選択するべきです。
まずパターが使えるかを考える
ランニングアプローチの使用クラブは7~8番アイアンを使うことが多いですが、グリーンサイドで芝も短く、それほどボールの勢いが殺されないのならば、迷わずパターを使いましょう。
パターであれば、ほとんどダフリ、トップといったミスはありませんから、一番の安全策です。
7番や8番アイアンで転がす時は、アドレスで両足をほとんど揃えるくらいにスタンスを狭くします。
ボールを右かかと前に置き、両手の位置は左太ももの前。
こうすると両手が目標側に出たハンドファーストの構えになり、クラブフェースを立てる感じのアドレスができ上がります。
体重は左足に多めに乗せますが、上体が左に傾かないようにします。
結局、インパクトの形をアドレスで作ってしまう感じです。
転がすよりボールを上げてピンそばに落とすほうがかっこいいかもしれませんが、見栄だけではスコアメイクにつながりません。
速いグリーンならば、ピッチングウェッジ
プロはアマチュアに7~8番アイアンを使ったランニングアプローチを勧めますが、彼らはグリーン周りからほとんどウェッジを使用しますよね。
そんな疑問をあるプロに質問したことがあります。
すると「僕たちがプレーするトーナメントコースは、高速のベントグリーンが多い。7番アイアンではボールが転がり過ぎるから、ピッチングで転がしているんだ」。
彼らも一般ビジターとして、私たちがプレーする普通のゴルフコースを回って、グリーンが重く感じられたら、やはり7~8番アイアンを使って転がりを強くするそうです。
グリーンの速さ、ボールの転がり具合を見て、使うクラブを決めているのですね。
なので、アマチュアの皆さんはまずはグリーン周りではパターで転がせるか、次にランニングアプローチが使えるかどうかを考えるようにしましょう。