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ゴルフスイング

しだしんご

花道からのアプローチ合戦!!サンドウェッジとパター、寄るのはどっち?

こんにちは♪

早速ですが、グリーン手前の花道からのアプローチ、みなさんはどのクラブを使いますか?

サンドウェッジでしょうか? それともパターで転がすでしょうか?

確かにパターで転がしたほうが、ダフったりトップするミスはほとんどなさそう。でも、肝心のピンに寄る確率はどうなのでしょう? 

サンドウェッジのほうがスピンがかかって寄るのか? それとも、パターのほうが確率は高いのか?

そこで今回、花道から同じ状況で2種類のクラブを打ち比べして、どちらが本当に寄りやすいのか、決着を付けてきました!

私と同じ、80台~100台のアベレージゴルファーがチョイスすべきクラブは?

これまでのウヤムヤが払拭される結果となりましたので、どうぞご覧ください。

グリーンエッジまで4ヤード、エッジからピンまで8ヤードの受けグリーンが勝負の舞台

今回の勝負の舞台は、グリーンエッジまで4ヤード、エッジからピンまで8ヤードの受けグリーン。

花道からピンを攻めます。

勝負の方法は、サンドウェッジ(58度)とパター各5球を3セット=合計15球で行い、ピンまでの残り距離の平均を取り、より近いほうを勝利とします。

まずはサンドウェッジ選手から

天候は風もなく、雲ひとつない快晴。3月末だというのに、気温は25度近くと汗ばむ陽気に。

絶好のゴルフ日和というやつです。

そんな絶好のコンディションの中、緊張の対決が始まりました。

サンドウェッジ選手、最初の5球が終了。結果は?!

カップイン間近のものがあったものの、2メートルほどショートの2球が気になる結果に。

落としどころとスピンの影響か?! それとも私の実力不足なのかっ?

サンドウェッジ最初の1セット目の5球の平均は、0.96メートルでした!

続いてパター選手の登場です!

こうやって自分のアドレスを客観的に見てみると、足短いなあと感じてしまいます。

ガニ股にも見えます。決して格好良くはありません。

サンドウェッジ選手の平均0.96メートルに届くのか?! 早速緊張のストロークに入ります。

驚異の平均0.66メートルをマーク!!

出ました! パター選手が記録したのは、サンドウェッジ選手の平均0.96メートルを0.3メートルも更新する、平均0.66メートル!!

一番遠い1.8メートル残しは、花道の何かに跳ねた結果ショート。

それ以外はほぼ0.5メートル以内に収まる好結果に! 早くも勝負あったか?!

残りの2セットを消化。結果はいかに?!

残り2セットを消化した結果は、以下の通りでした。

サンドウェッジ=(1回目)0.96メートル、(2回目)0.92メートル、(3回目)1.48メートル。3回の平均=1.12メートル。

パター=(1回目)0.66メートル、(2回目)0.54メートル、(3回目)0.46メートル。3回の平均=0.55メートル。

サンドウェッジの3回目、極端に数値が悪くなっていますが、原因は「チャックリ」のミスをやらかしてしまい、ピン手前2.8メートルで止まってしまったこと。

全体的には大きなミスはこれだけで、何発かはピン20センチや30センチに付くこともありましたが、逆にショートやオーバーをして1.5~2メートルにしか付けられないことも数回ありました。

数値が伸びない結果は、この「ばらつき」が原因です。

反対にパターは、回数を重ねるうちに数値がどんどん良くなっていきました。

何発も打てば距離感が身に付くので当たり前ではあるのですが、逆に言えばそれだけ距離感を出しやすいクラブということ。

ちなみにパターはほぼ1メートル以内に付き、「ばらつき」がほとんどないという結果となりました。

答え=パターは「安全」しかも「寄る」!!

getty

やはり、巷(ちまた)のセオリー通り、パターで転がしたほうがアベレージゴルファーは安全に寄せられることがわかりました。

平均値で約0.6メートルの開きが出ました。0.6メートルって、パターの1打に相当する大きな誤差ですね。

実際にこの勝負をやっていて思ったのですが、パターは「距離感を出そう」という作業に専念できるのに対し、サンドウェッジは、さらに「上手く打たなければ」という感情まで入り、やることが多かったような気がします。それが結果に出ているのかも知れません。

サンドウェッジをほぼミスなく、思うような距離や高さやスピンを出せる上級者ならいざ知らず、我々アベレージゴルファーはやはり「転がせるところは転がすこと」が、スコアメイクをしていく上で大切だということが、今回の結果でハッキリしました。

今回は、あくまで初心者やアベレージゴルファーがスコアメイクをしやすいのはどちらかというお話。

決してサンドウェッジを使ってはいけないということではありませんので、誤解なさらないようにお願いします。

今後「脱アベレージゴルファー」を目指す方々は、当然サンドウェッジで寄せる技術は必要です。そういう方々はサンドウェッジをどんどん使ってください。

そうではなく、初心者の方や、サンドウェッジがどうも苦手だという方々は、アプローチ=サンドウェッジという固定概念を捨てていただき、パターで転がしたほうが安全で、しかも寄る確率が高いということを、頭の片隅にでも覚えておいてください。

ぜひ次回のラウンドでも試してみてくださいね♪