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ゴルフスイング

おっ3

動き出す前に確認!グリップとアドレス~その1~

ゴルフを始めて四半世紀が過ぎました。

始めた当時は20代後半でした。白髪が増え、目尻に鳥の足跡がつくと同時に、背筋力も握力も柔軟性もかなり経年劣化して来ました。

練習場に行っても昔のような球数はもう打てません。残念ながら打ち込んで調整する事もできなくなりました。

そんな自分の「グリップ」と「アドレス」は、昔の感覚のままで良いのか?

動き出す前に確認できる事なので、自分なりの試行錯誤を始めました。

もう昔のようなゴルフはできない? グリップとアドレスからスイングを再構築。

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かつては瓶ビールの栓を親指と人差し指で折り曲げる事ができました。

180度開脚して胸を床につく事ができました。

それが52歳の今、関節が痛み、ガングリオンに苦しみ、切り返しの瞬間に左肋骨を痛めるなど「おっ3」の名を欲しいままにしています。

そんな自分のスイングは、昔の感覚のままで良いのでしょうか?

「ビッグイージー」の異名を持つアーニー・エルスでさえも、写真はコントロールショットとは思いますが、往年の柔らかさとは異質のものを感じます。

ゴルフは、その時の体力に応じた適正スイングがある事を身を持って感じ始めました。

まずは、止まった状態で確認できる『グリップ』と『アドレス』からスイング再構築を始めようと思いました。

私なりの考察を、できる限りわかりやすいフレーズで書かせていただこうと思います。

よろしければお付き合いください。

グリップについて少し考えました。

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トップアマにもプロゴルファーにも、グリップを鷲(わし)づかみにしたり、隙間だらけのグリップの人はいませんね。

最近話題の時松隆光プロや勝みなみプロのテンフィンガーは、特徴的ではありますが、無駄な力が抜け、隙間のない美しい握り方だと思います。

体力が低下した私「おっ3」だからこそ、より脱力していながらも隙間なく、ズレやブレを、感じないグリップが必要と思います。

小さな動きでヘッドを速く動かせるグリップ!! 身体の動きにブレーキをかけないグリップ!!

これは、老若男女を問わずに研究する価値があると思います。

考え方を改める!

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私が敬愛するベン・ホーガンは、ゆったりとグリップしているのにブレがありません。

でも、この思考がそもそも間違いなのかもしれません。「ギュッと握る」=「ズレない」ではなく、「軽く包む」=「ずれない」という事なのだと思います。

そして、軽く包むと手首から肘までの筋肉に、柔らかさが出ます。これがスピードを生むようです。

目の前を飛ぶ蚊を手で落とそうとした時に、指の関節や手首を固めますか?

おそらく、力は抜けていて程よく関節が伸びている状態で、素早くスナップを利かせると思います。

グリップもこのような状態を作りたいと思っています。

次回は、自分なりのチェックポイントを共有させていただきます。