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ゴルフスイング

あやの

スコアアップ間違いなし!『Vision54』から学ぶ簡単メンタルトレーニング!

アメリカからこんにちは!

学生ゴルファーのあやのです!

今回は、宮里藍ちゃんやヤニ・ツェンさんも取り入れていることで有名な、『Vision54(ビジョン・フィフティー・フォー)』の思想を基に、プロはもちろん、私たちアマチュアゴルファーでも簡単に取り入れることができるメンタルトレーニングをご紹介します。

さらに、それを基に私がいつも練習場で行っている練習方法も紹介しちゃうよ!

まずVision54ってなに?

ざっとまとめますと……。

アメリカで最も有名な女性インストラクター、ピア・ニールソンとリン・マリオットが創設者の『Golf54』という組織があります。

彼女たちの提唱するメンタルトレーニング・メソッドが『Vision54』です。

【全ホールでバーディーを獲れば、トータルスコア54は達成可能であり、信じる限り不可能ではない】という思想から名付けたそうです。

あのアニカ・ソレンスタムもこのメソッドに大きく影響を受けた一人です。

自分を信じ、自分の潜在能力を最大限に引き出せる方法を知ることでもっとゴルフを楽しもうという考え方。

ゴルフ上達への道は、技術の向上やスイング改造、筋力トレーニングだけじゃないってことですね(*^_^*)

思っているよりメンタルトレーニングって大事

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コースでいざボールを打つ時、まだ心の準備ができていないのに打ってしまった場合と、準備が整ってから打った場合の、結果の違いは明らかですよね。

ゴルフはミスのスポーツです。

いかにそのミスの幅を小さくできるかがスコアアップにつながります。

でも大丈夫!

この記事を読んで準備の仕方さえ覚えればスコアアップ間違いなしだよっ。

そこでぜひご紹介したいのが簡単な心の準備の仕方。

プリショットルーティーン(=打つ前の決まった動作)について

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ここでまず最初に、ショットを打つ前に同じル-ティーンを毎回行うことを徹底してください。

なぜルーティーンが大事かわかりやすく言うと、例えば、ミスショットをしてしまった後でも、次のショットの前に、いつもと同じルーティーンを行うことで気持ちの切り替え、立て直しが簡単にできます。

・自分からプレーのリズムを作ること
・自分のリズムに乗ること

これらがあなたのパフォーマンスを最大限に引き出すのです。

画像のイ・ボミ選手のルーティーン。

個人的に大好きです(>_

「思考ボックス」と「実行ボックス」

この思考ボックス(Thinking box)と実行ボックス(Playing box)について、初めて耳にした方は、????って感じですよね。

「考える」と「感じる」、「実行する」の違いを空間で分けたものです。

上の画像をご覧ください。

飛球線後方に立ったとき、ボールの後ろを思考ボックス(赤線枠内)、ボールの横を実行ボックス(白線枠内)と仮定してみましょう。

この思考ボックスの中にいる時はいろいろ考えます。

準備を整える場所だと思ってください。

ターゲットまでの距離、風、高低差、ピンポジ、どの番手で打つかなどなど……計算して、そして素振りをします。

ここから「考える」を「感じる」に移します。

どのような球筋でどこに打つかイメージを鮮明にしましょう。

次に、実行ボックスに移ります。

このボックスからボックスへ移動するとき、あなたは決断ライン(Decision Line)をまたいだ! ということを覚えていてください。

このラインをまたいだら、もう何も考えない、迷わないでください。

この実行ボックスの中では、先ほど思考ボックスで作り上げたイメージを感じることに集中してください。

そしてその後は、ただ打つのみ!!

これらの空間の分離がとても大事なのです。

もし迷いが頭をよぎってしまったら……いったん実行ボックスから出て思考ボックスへ戻り、もう一度やり直せばOK!

この決断がとても大事です。

練習場でも活用してしみよう

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ここで、わたしがご紹介したいのが本番に生かせる実戦的な練習方法です。

どうせなら効率よく練習したいですよね?

ウォームアップが終わった後でも、自分の取り組んでいる課題が終わった後でも、どんなタイミングでもかまいません。

一打一打、本番さながらに打つことです。

例として、ぜひ真似してほしいのがこちら。

まず、打席から一度離れ、ターゲットを選び、どんな球を打つのかイメージします。

ここでのポイントは、いろいろどうしようこうしようって考えるのを、ルーティーンに入る前だけに限定することです。

素振りを数回行うなどして、ルーティーンに入ります。

そして実行ボックスに入りボールを打ちましょう。

この時は何も考えないでね。自分の感覚を追いかけましょう。

そして、フィニッシュを決めた後は、まずポジティブな感想を自分に言い聞かせる。

その後に、もっとこうすべきだったな~などネガティブな感想を。

そして次のショットへ。

打席からまた一度離れ、ターゲットを選び、前回の反省点を踏まえてイメージを作り直します。

ひたすらこの繰り返しです。

ただボールをむやみに打たないことはもちろんですが、ポイントは一度打席から離れることです。

これは考えながら打つクセをなくすためです。

【考える→決断する→実行する】の流れを練習から行うことで、コースでよりスムーズに、リラックスしてプレーできること間違いなしです。

迷わないで!!

本番も練習も迷いながら打つのは、絶対によくありません。

わかりやすい例としてパッティング。

ラインを読んだ後、実際にアドレスしてから「あれ、やっぱりスライスかもしれない」と気付いてしまい、迷いながら打ったとしましょう。

良いストロークができる可能性はかなり低いです。ゼロと言っていいでしょう。距離も方向もミスしてしまう可能性が大です。

一方、ラインはぶっちゃけわからないと。

でも「よし今回は、センター狙いで、距離だけしっかり合わせよう」と明確な目標を持ってストロークした場合。

例えラインを読み間違えたとしても、距離はしっかり打てるはずです。

さらに次のパットは楽な気持ちで打てますよね★

いかがでしたか?

メンタルトレーニングって聞くと、なんだか難しそうだし、自分はそんなレベルじゃない、などと感じる方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

そして効果は絶大です。備えあれば憂いなしです。

日ごろから実戦的な練習を行うことで、コースで自分の潜在能力を最大限に引き出すことが可能です。

ぜひトライしてみてください♪

ちなみにVision54のお2人は、これまでに4冊本を出してます(英語で4冊、日本語での翻訳・関連書も4冊)。

こちらもぜひチェックしてくださいね!

以上、あやのがお届けしました。