ゴルフスイング
Gridge編集部
ミスショットがなかったことに!?驚きのルール「マリガン」
マリガンというルールを知っていますか?
条件を満たせばミスショットが無効になるというなんとも驚きのルールです。
アメリカのカジュアルなコンペなどではよくあるこのローカルルール。
この記事では、マリガンの詳しい内容や由来、マリガンに関するマナーやルールについてまとめてみました。
1.マリガンってどんなルール?
「マリガン」とは、朝一番のスタートホールに限り、ティーショットをミスしてしまったときに、ペナルティなしで“なかったことにできる”というものです。
平たく言えば“やり直しOK”です。
公式ルールで定められているルールではなく、ローカルルールでもないため、ルールブックに「マリガン」の規定は存在しません。
プライベートでのみ通用する慣例のようなもので、チャリティーゴルフなどでは、マリガンの権利が販売されることもあります。
2.マリガンの由来とは?
「マリガン」のルールが最初に始まったのは、アメリカだと言われています。
かつてマリガンという人物がいて、ゴルフをプレーするたびに、その日の朝一の1打目を必ずミスしていたのだそうです。
それを気の毒に思った友人たちが、マリガンはその日の1打目であればやり直しをしてもいいと決めたのがマリガンの始まりなのだとか。
このルールは発祥の地であるアメリカでは一般ゴルファーの間に広まっていて、ゴルフコースによっては「マリガン禁止」が明記されていますし、韓国などでもメジャーな慣習です。
3.マリガンはマナーを守って
ゴルフはルールやマナーに厳格なスポーツ。
ルールやマナーに違反すると重いペナルティが課されることもあります。
マリガンは、はじめにも述べたように公式ルールでもなく、ローカルルールというわけでもありません。
チャリティーゴルフの場などでマリガンについて見かけるためプライベートのラウンドでも利用する人が増えているのですが、プレーをやり直しするということは、プレーファストの精神に反する行為だということを忘れてはいけません。
4.マリガンを上手に使うには
とはいえ、マリガンはありがたい救済ルールですから、使えたらいいなとは思いますよね。
マリガンを使いたいと思ったら、まず、ラウンドをスタートする前に、同伴者にマリガンのアリ・ナシを確認しましょう。
メンバーが全員OKしなければ、マリガンを使おうとすることは避けなければなりません。
全員OKであれば、朝一のみなのかティーショット全てなのか、マリガンの適用範囲を擦り合わせておきましょう。
また、マリガンを使いたい場面になったときには、後続組に注意を払いましょう。
同じ場所からの打ち直しは後続組にとっては迷惑にもなりうる行為。
後続組の視界に入らない範囲でマリガンを行使するのがマナーです。
いかがでしたか?
朝一のティーショットを打ち直したいという日は意外とあるもの。
仲間内で上手に使う分にはマリガンは便利なルールです。
マナーを守って楽しくラウンドしましょう♪
動画はアメリカの自動車保険GEICO(ガイコ)のCMです。
主人公の Caveman(石器時代の穴居人)が最後に”How about Mulligan?”(マリガンはダメ?)と聞いています。