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とみーぶらいあん
ゴルフの?なルール・裁定【バンカー周り編】
ゴルフは細かいルールが多く、玄人であっても判断に迷うことがあるスポーツである。
ただ、おや、これは? こんな状況果たしてありえるのか? というようなものも少なくない。
今回はそんな、「おや?」なルール・裁定についてしっかりと解説…いや、いじりたい。
目次
バンカー内でカニが死んでいた場合→取り除くことはできない
とてもかわいそうな状況である、博愛主義である筆者にとっては涙を禁じ得ない場面だ。
しっかり取り除いて供養してあげたいところではあるが、ぐっとこらえてほしい。
取り除いたあなたはもれなく罰則を受けることになる。
生き物への愛情を取るか? 貴重な一打を取るか究極の選択を強いられるわけだが、ここで吉報だ。
ゴルフを嗜(たしな)んでから数年が経過するが、筆者は一度たりともこの状況に遭遇したことはない。
※2019年1月のルール改正により、虫の死骸等のルースインペディメントは取り除けるようになる。
他のプレイヤーがバンカーに食べかけの梨をポイ捨て→触るのも動かすのも反則
けしからん状況である。ポイ捨てをした輩には説教をしたいところだ。
だが、どうやら泣き寝入りするしかないようだ。世知辛いルールである。
ただ、このような愚行を犯した当人に対する批難は罰則にはならない。
世を正すためにも、そこは断固たしなめていただきたいところではある。
ただ、ここでも吉報だ。
筆者の過去の同伴者で、ポイ捨てどころか、梨を頬張りながらプレーしていた人間は未だかつていない。
※前項同様、これも2019年1月のルール改正で取り除くことが可能になる。
モグラの穴にボールが入った場合→罰を受けずに救済できる
若干バンカーに限らない話だが記載したい。
やっと、ゴルフの生き物に対する配慮が垣間見えた。
ただ、冷静に考えてみると、モグラの穴に入った場合は、続行が不可能だからといえなくもない。
いや、ここは信じたい。ゴルフにも生き物に対する愛情があることを…。
なお、念のため伝えておくと、ゴルフ場にモグラの穴は結構あったりする。
ボールの前にアリ塚があった場合→アリ塚を除去することはできる
ゴルフの良心を信じていた筆者の感情をまたもや逆撫でするようなルールを見つけてしまった。
アリ塚は除去して…いいのである。
アリ塚を除去するなんて行為はもはや生物の大量殺戮に等しいのではないか。
これには些(いささ)か葛藤を禁じ得ないが、あくまでもルール上は問題がないのだ。ルール上は…。
なお筆者はアリ塚を見たことがあるか、記憶にはないが、あったのかもしれない。
一般人が入れる特殊なゴルフ場で子供がバンカーで砂遊びしている場合→邪魔してはいけない
このトラブルについては、ローカルルールで対応してはならないとされており、ゴルフ場側で特殊な対応を取るのは禁止である。
それは理解ができる、子供は宝である。
大人の遊戯に巻き込まれ、自由な発想や自由な行動を阻害するなんていうことはあってはならないのだ。
バンカーに運悪くボールが入ってしまい、このような状況に遭遇した場合は、海のような広い心で、慈悲を持って見守ってあげていただきたい。
ただし、あまりにも荒らされていると判断される場合はその限りではないらしい。
うむ、ゴルフとは奥深いスポーツである。
なお、この件については吉報をお伝えしたい。
筆者は、未だかつて、ラウンド中にバンカーで遊んでいる子供に遭遇したことはない。
まとめ
どれもとても実用的なルールなので、これを知っておくことで、もしもの際に慌てふためくということはなくなると自負している。
「あ、死んだカニだ! 決して触るべからず!!」
「あ、梨をバンカーに捨ててくれたな!! 動かすことはままならないので、ひどく不利な状況になったではないか!!」
「おや、バンカーに子供がいるな…かわいいな、一旦プレーを止めて子供の成長を見守ろう」
などと、至極正しい判断ができることを願っている。
きっとどれも合理的な判断の元に策定されたルールであるので、一介のプレーヤーである筆者がとやかくいうつもりはない。
が、ただ、どうしようもなくいじりたくなったので記事にさせていただいた。
また別の状況においても、「おや?」と思うようなルールに遭遇した場合は追って情報を発信したいと思う。
2019年1月にルール改正されるので、その内容にも注意したい。
参照元:ゴルフ規則裁定集