ゴルフスイング
Kenjiiii
上達に欠かせない!トラブルでも役立つ!ハーフスイングを極めよう!
バックスイングとフォローの大きさが、腰の高さから腰の高さまでのハーフスイング。
ビジネスゾーン(ここが完璧ならばプロで食べていける)なんて言われ方もするくらい、ゴルフの上達に欠かせない要素がたくさん詰まっています。
ですが、残念ながら練習場でハーフスイングの練習をしている人も、コースでしっかり打てている人もほとんど見かけません。
そこで今回は、ハーフスイングを覚えるメリットと練習方法について書いてみました。
スイングの基礎を作れます!
ハーフスイングという言い方からか、フルスイングを小さく(半分に)したものというイメージを持っている方が多いようですが、僕のイメージはその逆で、ハーフスイングを大きくしたものがフルスイングだと思っています。
なので、ビギナーの人に練習方法を聞かれたら、まずは基本となるハーフスイングをたくさん練習しましょうと勧めています。
そして、ハーフスイングでしっかりとボールを打てるようになったら、スリークォーター、そしてフルスイングと、徐々にスイングを大きくしていくといいと思います。
もしスイングに迷ったら、最初のハーフスイングに戻りましょう。ハーフスイングをしっかり練習しておけば、いつでも自分をチューニングできます。
アプローチが上手くなります!
腰から腰までのスイング幅は、アプローチで頻繁に使う振り幅です。
ハーフスイングを練習することで、その振り幅を基準の振り幅として身体に染み込ませることができます。
そして、それが身に付けば、同じ振り幅でも、ピッチングウェッジ(PW)、アプローチウェッジ(AW)、サンドウェッジ(SW)とクラブを使い分けることで、いろいろな距離や高さ、転がりのアプローチを打てるようになります。
アプローチが得意になると、スコアメイクがとても楽になりますよ。
下掲の動画はいろいろなハーフショット練習詰め合わせ! 勉強になります↓
林の中からだって狙えます!
今までは、林に打ち込んでしまったら横に出すだけだったという人も、しっかりしたハーフスイングを覚えると、クラブを選択することでボールの高さや距離をコントロールできるようになります。
次打に有利な場所に狙って出せるようになるだけでなく、グリーン方向に狙えるだけのすき間があれば、グリーン近くまで持っていったり、ランを使って乗せることだって可能になります。
下掲は2017年、WGC-メキシコ選手権(当時)での、フィル・ミケルソンの脱出の1打です。
木の下を通すことだって!
林の中からのショットと同じ理由なのですが、ハーフショットはフルショットと比べてボールが高く上がりません。
逆を言えば、林からなかなか出せない人、木の下を通そうとしていつも当ててしまう人は、クラブ選択を間違っているか、バックスイングが大きいかのどちらかです。
ハーフショットでいろいろなクラブを打てるように練習しておくと、正しいクラブを選択することで木の下を通してグリーンを狙うことだってできるようになってきます。
通常のバックスイングが取れない時にも!
何かしらの障害物があって、通常のバックスイングが取れないケースがあります。
画像のように、それが木だとしたら、素振りの際に葉っぱ1枚落としてしまっても、それだけでペナルティとなります。
競技じゃなければ、そこまで厳格にする人はなかなかいませんが、とは言え素振りで何度もバサバサやるのは、ちょっと見苦しいですよね。
でしたら、最初から木に当たらないようなスイングをすると決めるべきです。
実はこの場面、ハーフスイングの練習を普段からやっているかどうかがハッキリわかる瞬間だったりします。
ハーフスイングを普段から練習していると、自分が思っているバックスイングの大きさのイメージと実際のバックスイングの大きさとの誤差が少なくなってくるので、振り幅の調節が上手くなっているのです。
フルスイングの練習しかしていない人はそれができませんから、自分はハーフスイングのつもりでも、無意識にスイングが大きくなってしまって、バサバサやってしまうのです。
いかがでしたか?
次回はハーフスイングの効果的な練習方法について書きたいと思います。