ゴルフスイング
Yanagi@TPIトレーナー&ドラコンプロ
【飛距離アップシリーズ】脱手打ち!!捻転差体感ドリル!!
Gridgeをお楽しみの皆さん、こんにちは!! TPIトレーナー&JPDAドラコンプロのYanagiです。
「飛距離アップ」につながるキーワードとして必ず挙がってくるのが、「脱手打ち」「捻転差」「下半身リード」。
みなさんも一度は、これらのキーワードを意識して練習したことがあると思います。
一方で、この3つのキーワードをクリアし、美しく力強いスイングを手に入れているアマチュアゴルファーはほんの一握りですよね。
80台、70台で回る方でも個性的なスイングをしている人が多くいます。
もちろん、その人にとって効率的なスイングがありますので、全員が美しいスイングになるかというとそうではありませんし、スイングがきれいであればスコアが良くなるかというと、そう簡単ではないのですが……。
それでも! やっぱり美しく力強いスイングを手に入れたいですよね!
そこで今回は、捻転差を体感し、下半身リードでタメを作る感覚を手に入れてもらう基本的なドリルを紹介します!
捻転差を生み出すポイント
ドリルに取り組む前に、まずは「捻転差」の生み出し方について、おさらいしてみましょう。
ゴルフで言う「捻転差」は「Xファクター」とも呼ばれ、頭上から見た時の肩と腰のラインが交差する部分の角度を指します。
この「捻転差」「Xファクター」が大きいほど飛距離面で有利であると言われています。
飛ばし屋の新星として一躍有名になったキャメロン・チャンプの「捻転差」「Xファクター」は、ものすごい角度です。
デシャンボーの場合はパワーで振りちぎっている印象がありますが、スローで見ると、やはり、しっかりと下半身リードの切り返しで「捻転差」「Xファクター」を生み出しています。
「捻転差」「Xファクター」を生み出すためのポイントは、トップスイングで動きを止めないこと。
上半身がトップオブスイングに向かっているタイミングで下半身を切り返すことで、「捻転差」「Xファクター」を生み出します。
松山英樹選手のようにスイングテンポが遅い場合は、一瞬トップで止まっているように見えますが、体内のエネルギーは移動し続けています。
「切り返す間を作る」「溜める」という言葉を間違ってとらえてしまうと、「捻転差」「Xファクター」を生み出すことができなくなるので注意してください。
そう見えているだけで、意識的に体を止めたり、わざと手首の形を作ることはありません。
「捻転差」「Xファクター」は、上半身と下半身の動きが一瞬反対に動く瞬間を作ることで生み出します。
下半身リードのポイント
下半身リードの目的は、先ほどの「捻転差」「Xファクター」を生み出すことです。
「上半身がテークバック中に下半身はダウンスイングに入る」。これが「下半身リード」です。
ただ単純に腰やお尻を回すだけでは、意味のある下半身リードになりません。
下半身リードによって大きな「捻転差」「Xファクター」を生み出し、そのカウンターの力を利用してヘッドスピードを上げる、すなわち飛距離アップしていくのです。
下半身リードを成功させるための主なポイントは2つあります。
1.上半身と下半身を分離させる柔軟性
2.下半身が動き出すタイミング
です。
上半身と下半身を分離させる柔軟性と安定性
上半身と下半身を分離させる柔軟性がなければ、下半身リードは実現しません。
いいタイミングで下半身リードに動き出しても、上半身がいっしょにくっついてきてしまえば、「捻転差」「Xファクター」は生まれませんし、ゴルフ仲間からは「手打ち」と言われるでしょう。
上半身と下半身がバラバラに動けるよう、腰回りの柔軟性と安定性が必要になります。
上半身が正面に向いたまま、下半身だけ動かしていくためには、ラジオ体操の手をブラブラ振り回す動きの逆パターンで、上半身を固定したままお尻だけフリフリ揺らす動きができるかどうかです。
この動きが苦手な人は、準備運動で上半身と下半身を分離させるストレッチを取り入れてください。
詳細については、下記リンク先の記事に記載していますので参考にしてください。
下半身が動き出すタイミング
「捻転差」「Xファクター」を生み出すために、下半身は皆さんが思っているよりずっと早く踏み込みます。
トップを作ったタイミングで左足を踏み込み込むのでは遅過ぎます。感覚的には、左腕が地面と水平になったあたりから切り返していく感じです。
このタイミングで切り返すイメージでも、見た目はトップまで腕が上がっているはずです。
まずはこのタイミングを意識して練習していく必要があります。
捻転差体感ドリル!!
それでは、捻転差を体感するドリルをご紹介します!!
これはスイング中の方向転換を誇張したドリルで、本人の体感と見た目が全然違う動きになるドリルです。
【やり方】
1.7番アイアンを構える
2.テークバックを開始する
3.左腕が地面と平行になったタイミングで左足を踏み込む
4.上半身は惰性でトップオブスイングに向かう
5.下半身は腰を旋回しながらダウンスイングを開始する
という動きです。
文字にするとすごく簡単に見えますが、実際にやると3のタイミングが遅くなり、上手く「捻転差」「Xファクター」を生み出すことができません。
自分が考えるよりずっと早く、下半身を切り返してみてください。
これができると、ショットのエネルギー効率が上がって飛距離が伸びますよ!
「文字だけだとイメージしにくいよ」という方は、YouTubeでやり方を公開していますので、上記画像リンクから動画を確認してみてくだい!
捻転差の生み出す感覚を体感してもらえれば幸いです!
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