ゴルフスイング
TeruさんGolf
上達する練習方法について。ゴルフの練習はフルショットだけなのか?
ゴルフ練習場に行くと、多くの方が様々なクラブをフルショットで打って練習しています。
実際、ハーフスイングで練習しているのはアプローチだけという方も少なくないのではないでしょうか?
しかし、練習場と言うだけあって、ゴルフの練習で様々なトライや練習方法を実践できるのは練習場ならではのメリットです。
もちろんフルショットを打つことが悪いというわけではありません。しかし、ゴルフというのは様々な状況から正確なショットを打っていく必要があるスポーツ。
だからこそ、ゴルフ練習場では様々な練習を取り入れるようにしましょう。
安い練習場を探す
まず、練習場は料金が安いところを探すことが重要です。
と言うのも、ボール単価が高いところだと「しっかり打たないともったいない」という意識が働いてしまうため、なかなか様々なドリルや練習方法を実践する気になれないというケースがあります。
例えば、家の近くの練習場が比較的高い練習場だとするならば、しっかりフルショットでスイングの確認をする時はその練習場、少し家から離れているけれども料金が安い練習場があるならば、ドリルや様々な練習を行う時はそこなど、使い分けるのもいいでしょう。
練習場によっては一定金額で打ち放題というところもあると思います。そういったところであれば、なおさらスイングの矯正やドリルを実践しやすいでしょう。
ビジネスゾーンを練習する
さて、では実際の練習方法について考えていきましょう。
まず取り組んでほしいのは、ビジネスゾーンの練習です。
人を正面に見た時にテークバックを時計の9時の方向まで振り上げ、インパクト後に3時の方向まで振り上げるという、あれ。
これは、どんなプロでも確認しているゴルフスイングの中でも最も重要なポイントの1つとして挙げられています。
初心者であればあるほど、このスイングを行うことでよりスイングの安定が期待できます。
例えば練習場で100球打つのであれば、50球はこの練習でもいいほどです。
ビジネスゾーンはインパクト時のスイングのフォームを確認できる練習としては最適なものになります。
正直、この練習をしていればフルショットの練習をしなくても上手くなれるほどの練習方法です。
積極的に自分の練習の中に取り入れるようにしてみてください。
スイングの問題点を改善するドリルに取り組む
レッスンを受けている方であれば、レッスンプロから「こういった練習をしたほうがいい」「こういったスイングを練習場でも行ってください」という指導を受けると思います。
また、レッスンを受けていない方でもYouTube等の動画でスイング理論やそのドリルを目にすることもあるでしょう。
しかし、意外とそういったものは「真面目」には取り組んでいないもの。
気持ち良くフルショットしたいという誘惑が勝ってしまい、実際練習したのは10球程度ということも少なくありません。
しかし、人間が10球程度で完璧なゴルフスイングを身に付けるのは不可能に近い。
実際そんな方ばかりであれば、みんなシングルプレーヤーです。
その日1日その練習やドリルだけでもいいくらい、それほどにスイングの修正には丁寧に、真面目に取り組んだほうがいいでしょう。
筆者も経験がありますが、レッスンを受けてすごくいい球が打てるようになると、自然と基礎的な部分やそもそも練習自体がおざなりになってしまって、どのようにボールを打っていたのかわからなくなってしまったりするものです。
気持ち良くスイングしたい気持ちは重々わかります。
しかしせっかく「練習」に行くわけですから、あくまで自分のスイングを確立できるような練習を取り入れるようにしてください。
トラブルショットの練習をする
また、ゴルフのスコアを縮める方法の1つとして、トラブルショットの重要性について認識するようにしましょう。
例えば林に打ってしまい、木があるから高くボールを上げることができないなどの経験は誰しもが1度や2度は経験したことがあると思います。
しかし、ボールを低く出すといった練習はなかなか行っていないと難しいものです。
ちょこんと横に出すだけでもいいのですが、ある程度前に進めながら打てるようになると最高ですよね。
そんな時のためにも、想定できるトラブルショットの練習をしておきましょう。
前回のラウンドでバンカーからなかなか出なかったのであれば、フェースを開いてダフるくらいの形で練習しておくだけでも全然違います。
よりリアリティのある練習が自分の引き出しを増やしてくれるのです。
とかく基礎練は嫌なモノ。だけど……
ゴルフに限らず、基礎練習というのは決して楽しいものではありません。
しかし確実に技術を底上げしてくれるのは基礎練習以外にあり得ないというのも事実です。
練習場を見渡せばフルショットだけの練習を行っているゴルファーが圧倒的に目立ちます。
もちろんそれも重要なのですが、練習場ならではのメリットを活かし切れていないというのはもったいないことです。
ぜひ次回の練習から、地道な基礎練習を取り入れてみるようにしてください。