ゴルフスイング
PAR RUSH 01
ゴルフの練習場で練習する3つの目的とは?
ゴルフの上達を目指して、皆さんも一生懸命練習に励んでいることでしょう! もちろん、私も一緒です!
でも、ゴルフの練習は、ラウンドと根本的に違います!
「そんなことはわかっているよ!」と言う方が多いかもしれませんが、本当に練習の意味を理解して練習しているでしょうか?
今回は、ゴルフ練習の意味と練習で考える3つのことを考えましょう!
目次
何のために、ゴルフの練習をしていますか? ~その考え方は間違っていませんか!
ゴルフの練習は、何のためにやっているのでしょう?
ゴルファーは、それぞれが課題を持って練習していることでしょう。
でも、ここで改めて、ゴルフの練習とは何なのかを考えてみましょう。
ゴルフ練習場の打席では、練習用マットを使って、平らなライからショット練習をしていると思います。
この平らなライから素晴らしいショットを連発しても、実際のコースでそのショットが出る保証はありません。それは、コースのボールのライは平らなライではないことが大半だからです。
さらに、マットはクラブのソールが滑ってくれるので、少しくらいダフってもナイスショットになってしまいます。
それにもかかわらずに、練習では調子がいいと思い込んでいると、コースでは上手くいかずに、また悩み多きゴルファーに逆戻り、ということになりかねません。
練習は、練習場のマットでナイスショットを打つことを目的とするものではないということです!
ゴルフ練習は、スイングの形を作ることが第一の目的!
ゴルフ練習場で、練習をする目的の1つめは、スイングを作ることです。
ゴルフは再現性のゲームだと思います。その再現性を少しでも高めて、いつでも同じようなスイングができるようにすること、それがゴルフの練習です。
決して素晴らしい球を打つことだけが目的ではありません。それなのに、ボールだけにこだわっている方が、何と多いことでしょうか?
そして、球だけを見て、スイングのパーツにこだわり出します。スイングプレーンの中で球をとらえるのであって、決して一部分だけで球をとらえるわけではないのです。
初心者に教えるインストラクターの言葉を聞いていると、形を作るまでは、前回まで教えたことを踏まえて、「今日はここまで」と、頭がぐしゃぐしゃにならないように、整理して教えていくのがよくわかると思います。
初心者は、まさにスイングを作っていく過程ですからこのようになりますが、ある程度ゴルフをやっている方なら、自分の悪いところやクセも理解しているでしょうから、「不得意なクラブをなくすため」とか、「このようなショットを重点的に練習しよう」とか、課題を持って練習場に来ていると思います。
その課題をクリアするために、1つのクラブやショットを重点的に練習する、さらにショットを安定させるために、クラブ別にボールの高さを揃えることや、方向の許容範囲を決めて、繰り返し身体に覚え込ませることが、ゴルフの練習でしょう。
ゴルフ練習は、自分のスイングのリズムをつかむことが第二の目的!
ゴルフの形がある程度でき上がっている方なら、ラウンドでミスショットが出る原因も、理解していると思います。
スイングの形がある程度できている方のミスの大半の原因は、力みやスイングが速くなることではないでしょうか。
これは、スイングのリズムの問題です。力みがない、いいリズムのスイングができれば、大きなミスショットにはなりません。
練習では、このスイングのリズムをつかむことが大切です!
ゴルフは再現性のゲームと言いましたが、リズムが良いスイングを身に付けるために練習場で練習をしているのです。練習場でスイングが速くなってミスショットをしたら、それが本番のラウンドでも出るということです。
本番は一発勝負ですから。練習場のように何発も打つことができず、打ち直しが効きません。
ですから、練習場では、スイングテンポを身体に覚え込ませるように、リズム良くショット練習をするようにしましょう。
ゴルフ練習は、距離ではなくアプローチを身に付けることが第三の目的!
さて、3つめの目的は、飛ばすことではなく、ウェッジなどのクラブでボールを運ぶ練習です!
ゴルフの練習というと、飛ばすことばかりを考えがちですが、遠くのネットに当たったと喜んでいては、上達は望めません。
そもそも、1発当たって飛んだとしても、他が曲がっていたら、コースでは使い物になりません。
OBの嵐で、スコアはメタメタかもしれません。さらに、練習場のボールは飛ばないのですから、この飛ばないボールで飛んだ飛ばないというのは意味がありません。
それよりも、グリーン周りのアプローチを根気よく練習することのほうが、はるかに意味のある練習なのです。
しかし、ゴルフ練習場で見ていると、長いクラブを振り回している方がとても多いと感じます。
練習場はミスをしても何発も打てますから、リセットができます。しかし、コースでは一発勝負ですから、ミスをした時の対応のためのアプローチが極めて大事だと思いませんか?
練習の球は貴重ですが、アプローチの練習をしましょう!
おまけ・練習場で見ていると、これをやっている人は少ないですね!
私が利用している練習場は、奥行きがネットまで40ヤード程度の距離の短い練習場です。
以前は、もう少し距離のある練習場に通っていましたが、今の練習場に行くようになって、わざわざ距離の長い料金の高い練習場に行かなくなりました。
距離が40ヤードと言ったら、「それじゃ練習にならないよ!」と言われそうですが、距離の長い練習場が必要ですか? わずか40ヤードでも、球筋は見極められます。
こんな短い練習場なのに、上級者もたくさん来ます。
東京都内は練習場の数が激減していて、料金も半端でなく高いので、この短い練習場の価値があります。
この練習場で会う馴染みとなっている方は、アプローチをしっかりと練習しています。