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ゴルフスイング

Taddy Bear

あまり役に立たないけれど覚えると楽しいボールリフティング!

サッカーのリフティング、見たことありますよね?

手以外の部位、膝や頭でボールを上げ、落ちるまで続けるアレです。

リフティング、ゴルフでもできるんです。

ただし使うのは体ではなくクラブ。

スコアメイクに即、効果があるというわけではありませんが、覚えておくと役に立つこともあります。

練習の合間、疲れてきたらちょっと挑戦してみましょう。

イライラ解消にも効果的

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プロに「何回リフティングできるか?」という特別企画、テレビでも雑誌でもよく見かけます。

一種のお遊びですが、そこはプロ。

競うのであればNo.1にならなければ気が済まないらしく、真面目に取り組みます。50〜60回は当たり前です。

現役時代の古閑美保選手は何回でも続けられるので「もうそろそろいい?」なんてスタッフに声をかけていました。

そういえばタイガー・ウッズ選手はナイキのCMでリフティングしながらショットを放っていましたね。

プロはリフティングの練習をするくらいならパットの練習をする、と言うでしょうけれど、プロほどのスキルがあるとリフティングが上手いのも事実。

リフティングができたからといって、すぐにスコアがアップする、スキルが向上するというものではありませんが、覚えておくと役に立つこともあります。

たとえばコースで前が詰まっている時。

ティーイングエリア手前でカートに乗ったままイライラするより、リフティングを始めたほうが暇つぶしにもなり、いら立ちも抑えることができます。

何回か続けることができたら同伴競技者もリフティングに挑戦したり。詰まっている時の場が和みますね。

1人でやるリフティングにも効果があります。それは集中力を養えること。

回数を重ねるごとに継続の達成感を味わえます。

クラブとボールがあれば家の中でもできるので、パット練習の合間にでも遊び気分でトライしましょう。

フェースの水平感覚をつかむ

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用意するのはサンドウェッジ(SW)以上のロフト角を持ったクラブ、ボール、紙またはプラスチックのコップ(底部分がボールの直径より大きいもの)です。

ガラスのコップは落とすと割れるので避けたほうが賢明でしょう。

なお、家の中で練習する場合は座布団や大きめのタオルを用意してください。

その上なら、ボールを落としても床が傷つくことはありませんし、階下に音が響くこともありません。

リフティングとは文字通りボールを上げること。

そのためにはクラブのフェースを水平に保たなければなりません。そこでまずはフェースを水平にする感覚を身に着けましょう。

利き腕でクラブを持ったらフェースを水平にし、グリップの先端付近を握ります。

余った部分を腕にくっつけるとリフティングしやすくなります。

肘はやや曲げて体より後ろの位置がベスト。

次に、コップにボールを入れてフェースの上に乗せます。コップの中でボールを中央に静止させることができたら、その位置が水平です。

ボールの代わりに水を入れてもいいですが、こぼすと悲惨な状況になるので水平が取れるようになってから行ったほうが無難です。

リフティングは『持ち上げる』という意味

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水平感覚、つかめましたか? でもボールを打つのはちょっと待ってください。

その前に、水平になっているフェースを動かさないでボールを落としてみましょう。あまり高い位置から落とすと勢いよく跳ねてしまうので、30〜40センチぐらいが適当。

垂直方向に上がれば当たる瞬間、フェースが水平になっている証拠です。

逆にボールが散らばって飛ぶようであれば、当たる瞬間にフェースが動いていることになります。

リフティングは当たる瞬間までフェース面を水平に保てるようになってから始めましょう。

上手な人を見ると、フェースをボールの下に入れてヒョイと上げてしまいますが、初心者に取ってはここが最初の難関。

無理にクラブでボールを持ち上げようとせず、まずは上からフェースのスポットに当てるよう、落としてください。

垂直に上がったら続けて打ってみましょう。

コツは手首を使わず肘でクラブを動かすこと。

それから打ちにいくのではなく、反発力を利用すること。

落としただけでも高く跳ねるのに、打ちにいけば家具が傷ついたり窓ガラスが割れたりするのは必至。

フェースの上に乗せるくらいのつもりでボールの落下に合わせ、乗せた後はクラブで持ち上げるくらいがちょうど良い力加減です。

リフティングは『打つ』のではなく、あくまで『持ち上げる』という意味。

ボールの高さを15〜20センチぐらいにキープすれば、リフティングを長く続けることができます。

芝の上からリフティングできたら羨望の的!

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ボールを落とすスタートでリフティングができるようになったら最後の仕上げ。

芝の上からボールを上げられるように練習しましょう。

コツはフェースをボールの下に滑らせ、ボールが乗ったら自分の顔のほうに持ち上げることです。

タイミング重視ですね。いきなりこれをやろうとすると、ボールが思わぬ方向に飛ぶ場合があるので注意。

もう少しカンタンなのがつま先を使う方法です。

練習場などで、つま先とドライバーのフェースでボールを挟んでティーアップしている人、見かけたことありますよね。

あの要領です。

フェースをやや斜めにしてつま先でボールを乗せたら、水平にして顔のほうに引き上げてください。

後は高く上げようとせず、フェースの芯に当てることだけに集中しましょう。

リフティングができるようになると、それだけで同伴競技者から「おおっ!」と羨望の眼差しを受けること間違いなし、です。