ゴルフスイング
TeruさんGolf
トラブルショットを想定した練習をして、ミスに強いゴルファーになろう!
昨年、マスターズを優勝したことで話題になったタイガー・ウッズ。
本当に全ゴルファーから愛される、スーパースターであり、素晴らしい技術を持つ選手だと思います。
では、タイガーの素晴らしい技術というのはどこでしょう? もちろんすべてなのは当然ですが、筆者はトラブルショットだと思います。
タイガーはどんなライ、どんな障害があったとしてもアグレッシブにグリーンを狙ってきますし、またそれを当然のように成功させてしまうんですよね。
いくらタイガーほどの技術があっても、トラブルをあれほど上手く解決できないのであれば82勝という数字は実現できなかったでしょう。
さて、我々アマチュアのゴルフを考えてみると、タイガーの何倍、いや何十倍もトラブルの連続です(笑)。
きっとタイガーにアマチュアのセカンド、サードショットを打ってもらうほうが普段の自分のゴルフの何倍も難しいのではないでしょうか?
しかし、アマチュアゴルファーは往々にしてトラブルショットの練習というものを行っていないものです。
絶対に起こり得ることなのですから、これから練習に取り入れてみてはいかがでしょうか?
100ヤードをミドルアイアンで!
アマチュアゴルファーあるあるの、ティーショットで林に打ち込んでしまうこと。
木がスタイミーになって、横に出すだけのショットを選択させられてしまうことも少なくありませんよね。
しかし、前を見てみれば、低くボールを出せばフェアウェイに打っていけることも少なくありません。
こんな時に低くボールを出せればいいですよね。
ちなみに筆者は同じような状況で6番アイアンで低くフェアウェイに出そうと打ったところ力んでしまい、反対側のOBゾーンまで打ってしまった経験があります……。
さて、これも練習しておけば自分の引き出しとして利用することができるショットになります。
打ちっ放しで6番や7番で100ヤードくらいを打つ練習をしてみましょう。
これは、例えばナイスショットしたにも関わらず高いボールだと木にかかってしまうから花道に置いていこう、なんていう状況の練習にもなります。
また、いわゆるビジネスゾーンといわれるスイングで重要なポイントの練習にもなりますから、一石二鳥の練習方法だということができるのではないでしょうか。
パターでグリーンオンさせる練習!
また、セカンドでグリーン周りにボールがいった場合。
こういったときパターで転がしたほうが大ケガはしないといわれますが、ラフから転がして、さらにグリーンを転がしてピンに寄せるにはどれくらいの力加減で打てばいいのかというのは経験がないとほとんどわかりません。
筆者の場合、ほとんどウェッジで打つようにしています。そのほうがイメージが出やすいので結果的にピンに寄っていくこと多いんです。
しかしその反面、ザックリやトップなどの大ケガが出てしまうこともまったくないわけではありません。
そう考えるとやはりパターを使うほうがいいのです。
この場合、練習グリーンであえてグリーンの外から狙っていく練習をしておくとイメージがつきやすいでしょう。
アマチュアゴルファーの場合、どうせウェッジで打っても直接入れることはなかなかできません。
ならば大体8割くらいの結果を出せば最高なわけですから、どれくらいで打てばこういう結果になるのかというイメージを持っているだけでもいいんです。
ラウンド前、そういったことも少し想定して練習しておくといいかもしれませんよ。
常にミスを想定してクラブを持っていく
セルフプレーの場合、ショットを打つときに自分でクラブを持っていくことになりますが、いざボールのところに行ってみると思いもよらない状況になっていた、ということが少なくありません。
こういったとき、またカートに取りにいくのが面倒、もしくはスロープレーになってしまうことを嫌がってそのまま持っていったクラブでショットし、結果ミスになってしまうということも少なくありませんよね。
だからこそ、明らかにボールの位置が確認できれば別ですが、よくわからない状況になってしまうようであれば、ピッチングウェッジやサンドウェッジなど、余分に持っていったほうがいいでしょう。
結構こういったミス(ミスというには少し残酷な気はしますが)は、「取りに行けば防げたのに……」と考えてしまうことから引きずってしまうものです。
それをなくすには、たったクラブを2本持っていくだけでいいわけですから、ぜひこれからは意識しておくようにしてください。
想定できるトラブルに備えるのもゴルフ!
と、このように今ゴルフをプレーしていなくてもトラブルというのは想定できるものです。
であれば、それに対する対応策を練っておくこともゴルフにおいて大切なことだといえるでしょう。
この記事に書き切れていない、自分がよく見舞われるトラブルがあるとするならば、それに対する対応策を考えておくことで、スコアを良くすることができるのではないでしょうか。
また、このトラブルショットは何もヘタクソだから必要というわけではありません。
自分の技術が上がっていっても必ずそういった状況に陥ってしまうことがあるからです。
そういったときに解決できる経験を持っているのか、そうではないのかということで大きく異なってきます。
通常のショットの練習ももちろん重要ですが、そういったショットの必要性も理解しておくもの大切なのではないでしょうか。