ゴルフスイング
宮下芳雄@プロゴルファー
初心者でも傾斜地から上手く打つ方法を教えます!
こんにちは、宮下芳雄です。
初心者ゴルファーが初ラウンドで驚くことが「ゴルフ場って平らじゃないんだ!」「傾斜地から打つのはとても難しい」「傾斜地の打ち方がわからない」などなど。
ゴルフ場はティーイングエリア(ティーグラウンド)を除けば、ほぼ平らな場所はなく、ほとんどのショットは傾斜地から打つことになります。
そんなこともあり、傾斜地からの打ち方を知っておくことで楽しくラウンドができ、さらにスコアメークになるはずです。
目次
つま先上がり傾斜は野球打ちのイメージで克服する
つま先上がり傾斜は、足元よりボールが高いところにあります。
そのまま打つとボールの下を打ちやすくなります。
つまり、ダフリのミスが出やすくなる傾斜なのです。
対処法としては、まずグリップを短く握りましょう!
さらにクラブの振り方は、フラットスイングを意識してください。
野球の経験がある方は野球打ちでOKです!
ただしスイングを変えることが不安な初心者ゴルファーさんは、短く握ってスイングするだけでも大丈夫です。
そして、ボールは通常左へ飛ぶ傾向があります。
その対策として、通常よりボールを右へ置いたり、目標に対して右を向いておきましょう。
しかし、初心者ゴルファーさんは平らな場所でも左右にボールが飛んでしまうことが多いので、あまり方向性は気にせず、しっかりミートすることを意識したいですね!
つま先下がり傾斜は膝・腰を曲げて重心を低くすることが上手く打つコツ
つま先下がり傾斜は足元より下にボールがあるのでトップのミスが出やすいです。
それを対策するには、膝を深く曲げること、前傾角度を深く折ること、グリップを長く握ることの3点です。
ポイントは大袈裟に行うことです!
自分ではやっているつもりでも、不足していることがほとんどです!
「やり過ぎかな?」と感じるくらいで大丈夫です。
そしてこの傾斜はボールが右へ飛びやすい傾斜です。
ゴルフ初心者の方の多くは平らな場所でも右へのミスが多発するため、しっかり対策しましょう。
具体的には「あらかじめフェースを左へ向けておく」「ボールを左へ置く」「体を目標より左へ向ける」などがあります。
初心者ゴルファーにとってはフェースの向きを左へ向けることが一番やさしいと思います。
ぜひ試してみてください。
左足下がりは傾斜に沿って構えて、傾斜なりに打とう!
左足下がり傾斜は初心者ゴルファーにとって一番難しく感じる傾斜だと思います。
上手く打つためのポイントは「傾斜に沿って構えて、傾斜なりに打つ!」です。
具体的には左足体重で構えて、左足体重のままでスイングすることです。
左足加重で構えられているかは両膝の曲がり具合をチェックしましょう!
両膝が同じように曲がっていればOKです。
さらに左足加重をスイング中にキープするには、ウォークスルー素振りを行ってみてください。
ウォークスルー素振りとは、ダウンスイング時に右足を左足の前に一歩踏み出す特殊な素振りです。
そして初心者ゴルファーの方はクラブ選択も大切です。
この傾斜はボールが上がりにくいので、フェアウェイウッドやユーティリティはなるべく使わないようにしたいですね。
距離が残ってしまっても7番アイアン以下の短い番手を選ぶことが上手く打つコツです!
左足上がり傾斜は初心者と経験者で打ち方を変えよう
左足上がり傾斜は、初心者とゴルフ経験者では打ち方が違います。
ゴルフ初心者は右足体重でアドレスをして、そのまま右足体重にしたままでスイングをしてください。
これによりボールも上がりやすくなり、初心者にとってはやさしくショットをすることができるはずです。
反対にゴルフ経験者は傾斜に逆らって打つことをお勧めします。
あえて傾斜に逆らって打つことでボールが上がり過ぎなくなります。
これにより距離感がイメージしやすくなったり、風の影響も受けにくくなります。
リスクとしてはダフッた時に大きなケガになりやすいことです。この打ち方は手首に負担が掛かるので、経験の少ない初心者にはお勧めできないのです。
ゴルフ初心者はミスが出にくく、体に負荷の少ない打ち方を選んでいきましょう。
初心者でも簡単にできる傾斜で意識したい、その他のポイント!
最後に初心者でも簡単にできる傾斜克服法を紹介します。
1.80%のスイングを心がける
すごくシンプルではありますが、ミート率を上げるにはとても大切です。
2.腹圧でバランスを保つ
お腹に力を入れてスイングすることで、傾斜でもバランスを崩さずに安定した打ち方ができます。
3.アイアンで傾斜からショットをする
グリーンまでの距離が残っていても、フェアウェイウッドなど長いクラブは使わずに
アイアンを使用する。
初心者ゴルファーのみなさん、今回は初心者の方でも傾斜を簡単に打てる方法を紹介させていただきました。
ぜひこの後予定されているゴルフでお試しくださいね!
ではまた次回Gridgeでお会いしましょう。