ゴルフスイング
zoro
1つの打ち方で50ヤード以内を【なんとかしちゃう】方法をご紹介!
50ヤード以内のアプローチというのはスコアに直結するとても重要な技術なのに、あまり練習しない人が多いのですが、皆さんは練習してますか?
練習の50%以上を50ヤード以内にあててもいいほどの必要不可欠な技術なのにですよ!
なぜこれを練習しないのか?
答えは、「つまらないから」でしょうか?
ドライバーでバーンッ、アイアンでドーンッという練習が楽しいですものね!
サンドウェッジでコツンッ、コツンッなんてのは地味ですよね。
でも思い返してみてください。グリーン近くからザックリとトップで何打も費やした経験はありませんか?
30ヤードなら何とかなるのに、なぜか40ヤード残ってる……とか、今日はやたら50ヤードが残るなあ……とか。
得意距離がなぜだか残らないのがゴルフの“あるある”です。
ということで今日は、50ヤード以内を1つの打ち方で【なんとかしちゃう】方法をご紹介します。
目次
アマチュアの多くはアドレスで“雰囲気”がない! 距離感なりの構えをしよう!
ゴミ箱へ丸めたティッシュをポーン。
よくある光景ですよね。みんなやります。しかも、まあまあ入る。何メートルも外れるなんてことはない。
この時、フォームやバックスイングの大きさ等を気にしてますか? たぶん無意識に距離感が出ているはずです。
そう! アマチュアの多くはこの距離感の“雰囲気”がないんです。
脚を揃えてとか、膝を少し折ってとか、読んだり聞いたりした方法を真似しようとする。
ですからアドレス時は、30ヤードなら30ヤードを打とうとしてアドレスしてください。
当然、10ヤードより20ヤード、20ヤードより30ヤードというようにスタンス幅が広くなり、大きな構えになってくるはずです!
トレーニングとしては、練習場で10~60ヤードを10ヤードおきに、構えを徐々に大きくしながら打ってみましょう!
使用クラブはサンドウェッジ(SW)かアプローチウェッジ(AW)、ロフト角にすると52度~60度です。
打ってみると、得意な距離があるはずです。
バックスイングの大きさ等を考えなくても自然に打てる距離の打ち方が見つかったら、半分はもうできていると言っても過言ではありません。
この距離感の打ち方こそが、あなたの身体に染み付いた基本動作な訳です。だから多少のライの変化にも対応できちゃう!
パッと構えて何も考えずにアプローチした時にミスの少ない距離感!
この打ち方を徹底的に練習してより強固なものにしていくことで、 他の距離感への対応の道ができたと言えます!
自分自身にとって自然な距離感とは、何ヤードでも構いません(30ヤード前後が他の距離感に対応しやすいですけどね)。
プロがやってる「何時から何時まで」という振り幅で距離感を出すのは、一般アマチュアには至難の技!
ストロークの振り幅をアナログ時計に例えて、「8時~4時なら20ヤード、9時~3時なら30ヤード」というような表現をプロはよくします。
要するに、振り幅で距離を調節しようというわけですね!
しかし……これが難しいんです!
うっかり大きく上げてしまったり小さかったり……ストローク中にスピードを調節してゆるくなったり……。
まぁ、様々なミスが出現します。
豊富な練習量のあるプレーヤーなら問題ありませんが、一般アマチュアにはそんなに練習する時間がありません。
そこで、限られた時間で効果を出すために、1つの振り幅を徹底的に修得しましょう。
自分のタイミングや力感の心地よい振り幅を固めていくのですから、比較的修得しやすいかと思います!
ダウンブローでもスイープに打ってもどちらでも構いません。とにかく打ちやすい打ち方を固めるのです。
ではどのように距離を打ち分けるのでしょう?
アドレスを大きくすると飛ぶ! 小さくすると飛ばない!
まずは、一定の距離を一定の構え、一定の運動量で打ってください!
例えば、その距離が30ヤードだとします。これが基準になります!
距離を短くしたいなら、一定の距離感の構えを小さくします。小さくとは、スタンス幅を狭めて、クラブを短く持つことを指します。
つまり、構えを小さくすることで、スイングの円弧を小さくし、ヘッドスピードを遅くするというわけです。
ここで大切なのは、〈運動量を変えない〉ということです。
20ヤードだからスイングスピードを遅くしようとか、スイング幅を小さくしようとせずに、30ヤードと同じ運動量で打つことが肝心です。
もっと短い距離なら、脚を揃えて、シャフトを握るほど短くクラブを持って構えることもあります!
自身の感覚として運動量が同じでも、構えが小さくなっているので、自然と距離が落ちますから、思いきって一定のスイングをしましょう!
逆に、30ヤードより飛ばす場合は、大きく構えます。スタンス幅を拡げて、少しクラブを長く持つ! しかし力感と運動量は変えない!
ということをするだけで自然と距離が伸びるのです。
限界と応用❗️
この打ち方には限界があります。どんなに大きく構えても300ヤードは飛びません。50~60ヤードくらいで限界です。
でも、ロングショットならロングショットなりの構え方にするという理論は変わりません。
ぜひ、ロングショットでも距離に対する雰囲気ある構えを大切にしてくださいね!
例えば、いつもより小さな構えでフルショットすると少し距離が落ちます。大きな番手を持った時に使えますね!
最後に、応用として打ち出し角度の調節方法をご紹介します。要するに、高い球と低い球です。
一番簡単なのはクラブを変えることですが、微妙に長さが違ったり、重さが違ったりで、僕はオススメしません。使用クラブで迷ってしまうのもマイナスです。
僕が実践しているのは、ボールの位置を変えることです。
ボール位置が右足寄りならハンドファーストにして低い球に、ボール位置が左足よりならハンドレイト(ハンドファーストの逆・クラブヘッドより手が後ろ)気味にして高い球に。
グリーンエッジとピン位置によって打ち分けるのですが、きちんと理解して構えられるようになると、【なんとかなっちゃう】ので、いろいろな場面で試してみてくださいね!
アプローチには何種類かの打ち方があります。
すべてを網羅できるほど練習できないアマチュアは、ここで紹介した打ち方を試してみてください!
マスターすればかなりの場面で使える技になります。
元クラブフィッターのzoroでした!