Gride

bs_banner
gettyimages/1164471233
getty

ゴルフスイング

Nick Jagger

アプローチは、打ちたい球筋に合わせた構えを作ることが基本

アプローチショットの場面で、プロや上級者とアベレージゴルファーの大きな違いは、構えた時点ですでに表れています。

上手な人はカップに寄る雰囲気ですし、下手な人は見るからにミスしそうな雰囲気が漂っています。

弾道を明確にイメージすれば、構えも決まってくる

getty

上手い人は、どのようなアプローチをするのかが、構えた雰囲気で伝わってきます。

どういう打ち方をして、どういうボールが出るのかが見えてくるのです。

これから打つ弾道を明確にイメージし、そのボールが打てる構え方をしているからです。

ところが、これからミスしそうなアベレージゴルファーは、どんなボールを打とうとしているのか見えてきません。

さらにオドオドと自信のないそぶりが見え隠れもします。

それを克服するには、どうしたらいいのでしょう?

打ちたいボールを決めたら、それに合わせて構えを作る

getty

まず、どのようなボールを打ちたいのか、具体的なイメージを思い描くことです。

ボールを上げるのか、低く打ち出すのか、そしてどれくらいの距離を打つのか、はっきりイメージするのです。

打ちたい球筋が決まったら、それに合わせた構えを作ります。

例えば、ボールを上げたいのなら、上げるための要素を揃えなければいけません。

使用クラブはサンドウェッジかアプローチウェッジ。

ボールの位置は、真ん中から左め、重心は真ん中に置きます。

ボールを右に置いたり、重心を左にして構えるのは理に適っていません。

30ヤードの距離でしたら、それなりに狭めたスタンス幅で小さく構える感覚になり、それに応じてスイングの振り幅も小さくなります。

それらの要素のつじつまを合わせておけば、それだけでイメージした球筋が出る確率は高くなりますし、それこそ見ている人にも打とうとしているボールが見えてきます。

まずはあわてずに要素を1つずつ積み重ねる

getty

しかし、ボールを上げるのにボールの位置を左めに置いているにもかかわらず、重心が左であったり、ピンまで30ヤードなのにフルショットと同じスタンス幅で、まるで60ヤードも飛びそうな振り幅では、つじつまが合いません。

それが見ている人にミスが出ると予感させるし、実際にミスショットになってしまうのです。

まずはあわてないことです。

打ちたいボールを確認し、使用クラブ、ボールの位置、重心の位置などの構えが、打ちたい球筋にマッチしているのかをチェックしましょう。

1つずつそれらの要素が積み重なることで、アプローチショットの成功の確率が高まっていくのです。