ゴルフスイング
PAR RUSH 01
ショートホールでの大叩きを防ぐための考え方とは?
女子プロトーナメントの中継で、池に囲まれたショートホール(パー3)がありました。
距離は、ピン位置で変わるものの、三方を池に囲まれていますので、逃げ場はありません。
普段プレーするコースでは、ここまでの難しいホールは稀ですが、ショートホールはアマチュアにとって、「パーもあるが、ダボもある」というホールです。
今回は、ショートホールでスコアを崩さないようにするためには何が必要かを考えます!
目次
トーナメント中継のショートホールは、女子プロも苦労していました!
7月26日から3日間開催された「センチュリー21レディスゴルフトーナメント」の舞台、石坂ゴルフクラブ(埼玉県)の16番のショートホールは、難関でした。
ホールアベレージをサマリーで見ると、1日目が3番目、2日目は1番目に3日目は2番目に難しいホールになっていて、1日目にダボが5人、2日目には9人も出ています。
グリーンが縦に2段になっていて、上の段と下の段は、風次第では3番手くらいは違うでしょう!
2日目のピンは、下の段の左でした。ここを狙ってフックすると池に滑り落ちます!
右は安全サイドですが、バーディーを取るためには、ピンサイドを狙っていかなければならないということです。
なお、3日目は上の段の右側でしたので、ダボは1人でした。フェードボールのプロは、ピンを狙いやすいかもしれませんが、ドローボールのプロがピンを狙うショットは、プレッシャーが増すでしょう。
プロならピンサイドを狙うかもしれませんが、アマチュアゴルファーは、このショートはグリーンの真ん中を狙っていくことになると思います。
ピン位置が左右に振られている場合でも、真ん中がセオリーです!
ショートホールは、ミドルホール(パー4)やロングホール(パー5)などと違って、ミスが1回しか許されません!
その意味では、とてもシビアなホールになります。
プロは、バーディーを取っていかないといけませんから、ピンサイドを狙っていきますが、アマチュアのショートホールでのセオリーは、グリーンの真ん中でしょう!
風などの条件がない限り、ピンサイドを狙っていくことは危険です。万一グリーンを外した場合に、ピンサイド(ショートサイド)に外れた場合には、アプローチでグリーン面を使えなくなり、とても難しいアプローチになります!
また、2グリーンのコースでは、両グリーンの間も狙い目でしょう!
ただし、この時にもピン位置を考えましょう。また、仮に外れても、アプローチで寄せやすいところを考えるのが基本です。
さらに、距離があるショートホールでは、手前の花道狙いも選択肢の一つです!
グリーンを外した時のアプローチは、ピンそばに寄せる意識が強過ぎるとミスします。パーパットが打てればOKぐらいの気持ちが必要です!
ハザードに注意して、広いエリアに外す勇気も必要です!
180ヤードを超える距離があるようなショートホールで、グリーン手前にバンカーがあるようなホールの場合、ハザードに入らない距離で花道などを狙っていくショットで攻めるのも一手です。
ただし、方向を間違って、バンカー越えの難しいアプローチが残ってしまうのは避けたいので、方向を重視してショットしましょう!
ショートホールはできればパーがほしいところですが、1回のミスがダボに直結するのもショートホールです。
そのため、パーを狙いながら、絶対にダボを叩かない攻め方をしましょう!
バンカーが苦手な方は、あえてグリーンを狙わずにバンカー手前、花道狙いも攻め方の一つ!
中途半端な距離のショートホールでは、グリーン前に深いバンカーを造る、というのも設計者の意図です!
また、バンカーに囲まれて花道がほとんどないショートホールもあります。
仮に花道がある場合、バンカーが苦手な方は、バンカーを避けて手前か花道を狙うという攻め方もあると思います。
でも、もしバンカー越えのアプローチが残り、プレッシャーがかかってそのアプローチをバンカーに入れてしまったら洒落になりませんので、くれぐれもご用心!