ゴルフスイング
宮下芳雄@プロゴルファー
夏ゴルフ対策。深いラフから上手く打つコツって何!?
こんにちは、ゴルフコーチの宮下芳雄です。
季節が進み、ゴルフ場の芝生は太く青々と育ちラフの芝生は長くそして強くなってきました。
そこで今回はラフから上手く打つコツを紹介します。
ではご覧ください!
目次
まずはボールの状況を見極めましょう!
まずはラフのボールがどうなっているかを観察してみましょう。
ボールがラフに浮いているのか? それとも沈んでしまっているのかを見極める必要があります。
ボールがラフに浮いている場合、スイングイメージは通常と同じで大丈夫!
ただし気を付けるポイントは、ボールがラフに浮いているのと同じ高さにクラブヘッドを合わせて構えることです。
これをしないと、ボールの下を打ってしまいダルマ落としのようなミスになってしまったり、フェースの上部にヒットしてしまいボールが飛ばなくなります。
反対にボールがラフに沈んでいるケースでは、ダウンブローにスイングすることを強く意識したり、アウトサイドイン軌道でスイングをしていきましょう。
これによりクラブを上から下へ打ち込むことができ、高さのある打球を打つことができます。
状況に合ったクラブ選択は何に気をつけたらいいのだろう!?
ラフに浮いているボールの場合、フェースとボールの間に芝生が入り、「フライヤー」と言われている、通常の番手より飛距離が出てしまうミスになってしまうことがあります。
そのため、逆算をして短い番手のクラブを選びたいですね!
ただ、フライヤーが発生するにはある程度のヘッドスピードが必要です。
ドライバーのヘッドスピードが40メートル/秒程度の人の場合はショートアイアンのフライヤーを、43メートル/秒以上の人ならミドルアイアン以上のクラブでもフライヤーを意識したほうがいいでしょう。
逆に、芝生に沈んでいるケースでは、まずラフからの脱出を優先させる必要があります。
そんな場合は、なるべくロフト角のあるクラブを選択しましょう。
ラフに深く埋まってしまっている場合などでは残り距離に関係なくウェッジを選びたいですね!
ラフから上手く打つスイングってあるの?
ボールが芝生に沈んでしまっている場合は下半身主導のスウイングを強く意識しましょう。
ついつい、ラフからのショットでは腕の力に頼ってしまいがちになってしまいますが、骨盤の回転や足を使ったスイングでラフの抵抗に負けないスイングをしていきたいですね!
ラフから上手く打つには手よりパワーを出せる下半身を上手く使うことが重要です。
アプローチショットでラフはどう打ったらいいのか?
ポイントはラフの抵抗をなるべく少なくすることです。
私が行っているコースレッスンでは、3つのポイントをお客さまに紹介しています。
①フェースを開いてアドレスする
これにより芝生の抵抗を少なくすることができ、さらにインパクトでの抜けも良くなります。
②バックスイングをコックだけで行う!
芝生に沈んでいるボールをえぐり出すような効果があります。
入射角度が鋭角になり、しっかり打ちこむことができるからです。
またフェースを開いていると、入射角度が鋭角でも抜けは悪くなりませんよ!
③コッキングを保ったまま、骨盤の回転を主導的に使いダウンスウイングする
骨盤の回転(下半身)を使うことで芝生の抵抗に負けず、しっかり振り抜くことができます!
ラフを制する者が夏ゴルフを制する!
プロと違って、エンジョイゴルファーの皆さんはラフからショットやアプローチショットをすることが多いはずです。
ラフから上手く打つにはラフに対しての知識を高めて、ラフに合った打ち方を学び、正しいクラブ選択をすることが大切だと私は考えています。
夏場のラフは太く、そして長くなります。
そんなラフに負けないスイングを身につけたいですね!
ではまた次回のGridgeでお会いしましょう。