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ゴルフスイング

kiyomatuゴルフ塾

ゴルフの上達を目指す上で、イメージの大切さ、気をつける要点 最終章

良いイメージとはなにか?

これは、自分が納得するということが一番です。それを得るためにどういうことをすればいいのでしよう?

素振り!

素振りを完成させましよう!

良いイメージを得るためには

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今の自分に必要なイメージはどこにあるのでしょうか?

一番いいのは、まず客観的に観てもらうことです。当然、知識があり、観る目を持っている人ということですが。

しかも、両者に一定の信頼関係があることです。これは、非常に大事なことです。

でも、最初は信頼感なんてありませんよね。もし、それがレッスンなどの場合、1ヶ月ほどやってみて、自分に合わないと思えばすぐ違う人を探す。

疑問を持ち出すと考え方にブレがでてきて、自分にとって正しいイメージだとしても続けることができなくなってしまうのです。

その人が見つかれば、今自分に必要なイメージが得られる可能性があるのです。そして、それを信じて練習するのです。

ただ、今、必要……ということは、練習してそれができるようになってくると、そのイメージは必要ないということになります。

現時点で必要なイメージと最終的なイメージと両方いるということになります。

部分的な修正のイメージは、できたら忘れる!

いったん忘れないと、やり過ぎが起こってしまう。おかしくなったら、またイメージをやり直せばいいのです。

映像からいいイメージを得るためには、自分の好きなスイングをしている人の映像を見る。

単になんの理由もなく好きなスイングを探すのです。

それが見つかれば、1日何分か、そして毎日見てください。ただ、ただ見るほうがいい。

どこがどうなってるとかはまったく考えずに。

そのイメージ通りに素振りを完璧にできるようにするのです。

素振りはイメージの集大成

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テレビでゴルフの試合を見ていると、グリーン周りのややこしい場所にボールがある時に、何回も素振りをしているシーンがあります。

何回もです。

これは、どういう打ち方をすれば自分の思い通りの球筋で狙った所に落とせるかを探してイメージを作っているんですね。

では、なぜ何回もかというと、普段のスイングではないからです。

ですから、ドライバーの打つ前の素振りで何回もしている人は少ないですよね。ただ、この場合でも曲げたい時などは、素振りの回数は増える傾向にあると思います。

自分が納得する素振りを造り上げるのです。

1人でやるのであれば、好きなスイングを見つけて真似をする。そのスイングを研究する。ある程度できた感覚ができたときに、一回だけ素振りをビデオで撮る。違うところを直す。

これを繰り返して造り上げるのです。

ビデオを撮る頻度はなるべく少なく、撮る時は一回だけ。

診てもらいながら造り上げるときは、ビデオは本当に最終だけにする。造り上がるのにどのくらい期間がかかるかわからないですが、理想は、ボールを打たないことです。

まぁそれは実際無理でしょうから、少しは打ってもボールがどうなったとかは気にしないことが大切です。

現実問題として、素振りが完璧にでき上がったらちゃんと打てるかというと、そうではありません。

「打つ」という考えが素振りにはないのです。

素振り自体の完璧さは崩さずに、ボールを実際に打つ練習をしていくのです。

10回素振りをして、1回打つ。打つ時は、頭の中の言葉を決めます。

「打つ」
「当てる」
「100ヤード」

なんでも、いいのです。

そして、徐々に打つ割合を増やしていくのです。

さらに、素振りには二通りあります。

スローな素振りをしてみよう!

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具体的にどの筋肉を動かすかを考えて行います。

始動したらヘッドの動きは絶対止めない。ヘッドを一定の速さで動かす。最後のフィニッシュの形まで。

その時にフィニッシュがグラグラしていないこと。

まずは、全体を30秒ぐらいでやり、できてきたら1分にします。30秒と1分の二通りができれば十分です。

できてきたら、ビデオで一回撮ってみる。自分のイメージと違えばまた造り直すのです。

この練習は筋トレにもなります。痩せることはないと思いますが……。

スピーディーな素振り

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これは、打つつもりの速度で行います。ここで大事なことは、頭の中でなんらかの言葉を唱えることです。

実際ゴルフ場では、当てようとか、打つとか、ちゃんとしようとかいろいろ考えてますよね?

それらの言葉の中からなんでもいいから1つ決めて、その言葉を唱えながら素振りします。

もう1つ要点があります。

フィニッシュがぐらつかないこと。

すべての動作が上手くいくとフィニッシュは必ず決まります。ぐらつく時はなにかが間違っています。

もし、動作が合っていてぐらつく時は自分の下半身の強さに対して上半身が勝っているときです。

よって、スピードも変化させながら探さないといけないんです。

言葉を言いながら素振りするのは、自分のイメージに近くなってからにしてください。

ゴルフは毎日やったからといって、そのたびに上手くなるわけではありません。

少し打てるようになって、それがあまり変わらず続き、ある時また一段階上手くなる。その繰り返しです。

「そういえば1年前よりは上手くなったなぁ」というのが一番いいのです。

素振りは地味な作業です。なかなか続けられない。

でも、やってください。

何年後かの自分のために。お金もかからないし、場所も自由ですから。

次回は「教え魔の存在」です。

読んでいただいてありがとうございます。