ゴルフスイング
おっ3
ヒントはお城!?アタマの重さを意識してみましよう!
人の頭の重さは、5~6キロあると言われているそうです。例えるならば、13ポンドのボウリングのボールを首の上に載せている状態です。
こんなに重いものが、身体の一番上にあるという事実を認識してスイングにも活用していきましょう!
アドレスの際のバランス!
『なぜゴルフのアドレスの話で姫路城?』とお思いの方、多いと思います。ちょっとだけ弁明させてくださいね。
最近の建築物は、屋根には軽い材料を使って柱への負担を減らす作りになっています。
一方、お城の屋根に使わていた昔ながらの瓦は1枚で重さ約2.8キロもあります。
姫路城の大天守には、約7万5450枚もの瓦が使われています。単純に計算すると、その重さは200トンを優に超えます。
その重さを支えるためのお城の形状は、下層に行くほど幅が広がっています。そして『心柱』という太い柱で地階から5階まで通されています。
一番上に重さがあるものを掲げた場合にバランスを取るためには、姫路城のように下に向かってどっしりと構え、最下部から中心部を通るしっかりとした一本の柱が必要なのだと思います。
ではどう構える?
姫路城のバランスを参考にして、アドレスを考えてみましょう。
重いアタマを支えるためには、その重さを首で支える訳ではありません。
アダム・スコットの写真を見ると、スイングの土台となる骨盤から真っすぐに『心柱』のように通る背骨でアタマ支えるようにアドレスしていることがわかります。
骨盤から下は、石垣のようにどっしりとしていて、地面に向かって裾野が広がるようにしてバランスを取っています。
アタマの位置を少しずらしただけで重心位置は大きく変わります。
『心柱』の上にあるアタマの位置でバランスを調整してみてください。
遠心力を活かすために!
写真は、松山英樹プロのアイアンショットです。
クラブヘッドとプロのアタマが見事に引っ張り合いしている様子がおわかりになると思います。
クラブヘッドを速く振りたいならば、自分のアタマは、アドレスの時よりも飛球線後方に残すくらいの感覚を持って遠心力を活用しましょう。
アタマが飛球線方向にずれたり起き上がったりすると、遠心力が発生しないため、ボールに伝わる力は弱々しいものになります。
さらには、クラブの通り道を確保できなくなったり、右手で担ぐようなダウンスイングになってしまいます。
アタマの重さを意識した効率的なスイングで、飛距離もミート率も伸ばしましょう!!