ゴルフスイング
レッスンプロ・クラフトマン 河野
理事長杯優勝を目指すi様にしたラウンドレッスン(その4)想定外の試合結果!
こんにちは。
レッスンプロ・クラフトマンの河野です。
今回のお話は、i様が出場した理事長杯の予選結果です。
順調な仕上がり
「理事長杯予選の2日前に練習ラウンドをして、ハンデを引いて1オーバーで回りました。目標は、あと2打減らしワンアンダーが出せれば、予選は通過できます」
とメールをいただきました。
順調な仕上がりですので、当日を楽しみにお店(ビッグキャリーゴルフショップ)で待っていましたが、夕方になっても連絡がないのでi様にメールをしました。
i様から「予選落ちをしました。予想以上の大叩きで、落ち込んでいます」と返信をいただきました。
その後のメールに詳しく試合のことが書かれていましたが、読んでいて愕然(がくぜん)としました。
練習ラウンドと理事長杯の予選を、新しいドライバーと新しい2本のウェッジに替えて臨んだのだそうです。
何と無謀な!!
残念です
気持ちは、良く分かります。
私も、試合前にとても良いドライバー(クラブ)に出会ってしまい、「このクラブを使えばもっと良いスコアが出せる」という誘惑に何度も負けているからです。
しかし、結果はいつもそのクラブが足を引っ張るのです。
慣れていないクラブは、考えられないような、とんでもないミスを引き起こします。
そのミスが起こると、頭は真っ白になりどうして良いのか分からなくなり、それが、他のクラブにも影響して無残な結果を残してしまいます。
ましてi様は、スイング改造中です。
手に馴染んだ道具
スイング改造中ということは、スイングの骨格がまだ脆(もろ)い状態です。
そんな時に、新しいドライバーを振った場合、最初の1ラウンド目は、慎重にプレーをしますので案外良い結果が出たりします。
怖いのは、2度目のプレーです。
一度上手くプレーできていますので、もう自分に合ったクラブだと勘違いをしてしまいます。
ゴルフクラブは、シャフトのしなり方やスイングのバランスなど、微妙な調和の中で使っているのです。
慣れ親しんだクラブなら、トラブルになっても過去にそんな場面に遭遇していますので対処方法が分かりますが、新しいクラブで、ましてスイングの改造中です。
今まででは考えられないことが起きてしまい、対処できずパニックになってしまいます。
今回の結果は残念ですが、倶楽部の試合はたくさんありますので、試合経験を積むことが大切だと思います。
その積み重ねがハンデを減らすことにつながります。
レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。