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サラゴル77
アイアンセットの「A」を活用したクラブセッティング
アイアンセットの「A」を活用した、シンプルでクラブ選択に迷いがなくなるクラブセッティングの紹介です!
目次
アイアンセットの「A」とは?
クラブを最初に買い揃えた際に、アイアンセットには「A」と書かれたアプローチウェッジが入っていることが多いです。
しかしゴルフを研鑽(けんさん)し、知識が増えていくとピッチングウェッジの下に単品ウェッジを52度/58度、50度/54度/58度などと複数本購入していくことが多くなり、「A」の出番は少なくなってくると思います。
今回はそのアイアンセットのアプローチウェッジを活用したクラブセッティングをご紹介します。
少し考え方を変えるだけで、よりシンプルにゴルフができるようになるためオススメです!
Aを活用したクラブセッティング例
クラブセッティングの作り方は簡単です。アイアンセットのアプローチウェッジを入れるだけ。
ただしまず確認してほしいのが、アプローチウェッジのロフト角度です。それぞれのアイアンセットによってアプローチウェッジのロフト角度が異なるので、それを確認してから単品ウェッジを入れていきましょう。
私の場合は、アイアンセットのアプローチウェッジが50度。その下に53度/58度の単品ウェッジを入れてセッティングしています。
次からはその良い点について紹介していきます。
Aを採用する良い点は?
良い点は下記です。
1.とにかくやさしい!
2.クラブセッティングがシンプルになり、攻め方が明確になる。
3.同じ振り感で打つことができる。
4.比較的費用を抑えて揃えられる。
それぞれ説明していきます。
1.とにかくやさしい!
単品ウェッジの多くはいわゆるマッスルバックです。厳しいセッティングでスピン量を求めるプロがよく使うモデルです。
一方、キャビティアイアンのセットのアプローチウェッジは、アイアンセットと同じキャビティデザインのものが多く、マッスルバックよりはやさしくなります。
私もかつてはマッスルバックタイプの単品ウェッジを使っていました。
現在ではキャビティタイプのアイアンセットのアプローチウェッジを入れることで、単品ウェッジより真っすぐ打てる可能性が高くなり、安心して振っていけるようになりました。
2.クラブセッティングがシンプルになり、攻め方が明確になる
9番アイアン以降の番手をこう考えてみてください。
「ピッチングウェッジは10番アイアン」
「アプローチウェッジは11番アイアン」
こうすることで常にピッチングウェッジからもフルショットで打つイメージが湧いてきます。
例えば5番~11番アイアンまでの7本のアイアンで、フルショット前提でグリーンを狙っていく。
アプローチウェッジがフルショットで100ヤード飛ぶ場合は、100ヤード以内は単品ウェッジでアプローチショット前提で狙っていく。
フルショットの領域とアプローチウェッジ領域を明確に分けることで頭の中が整理され、攻め方に迷いがなくなり、よりスイングに集中できるでしょう。
単品ウェッジの本数について、私の場合は2本ですが、3本入れることで細かい距離の打ち分けがしやすくなるメリットが出てきます。
パーオン率の高くないアマチュアのスコアメイクの鍵はグリーン周りになります。そこを厚くするのは大いにありだと思います。
3.同じ振り感で打つことができる
同じアイアンセットの流れであれば、もちろん同じ顔になります。
私の場合、アイアンセットのアプローチウェッジを持つと「よし、フルショットするぞ」というスイッチが入ります。
また同じバランス/スイングウェイトになるのもメリットの1つです。海外製の単品ウェッジはバランスが重くなってしまうことが多いので注意が必要です。
最後にシャフトですが、アイアンセットのシャフトと同じシャフトを入れるようにしてください。
これはフルショットの際の統一感を出すためです。逆にウェッジの方は、ウェッジ専用シャフト、重量の重いシャフトなどを入れるとメリハリが出て良いかもしれません。
4.比較的費用を抑えて揃えられる
値段はものによって異なりますが、新品でウェッジを購入する場合、おおよそ2万円前後、中古で程度の良いものの場合で1万円以上するものが多く、それなりにコストはかかってきます。
今回オススメのアイアンセットのアプローチウェッジを購入の場合、特に中古で購入する際にメリットが大きくなると思います。
それはよくよく探すとアプローチウェッジが入っているアイアンセットがあり、程度にもよりますが、ピッチングウェッジまでのセットとそれほど値段が変わらない場合があるためです。
ぜひ探してみてください!
最後に注意点
最後に注意点です。
アイアンセットのアプローチウェッジと単品ウェッジを比較した場合下記のようになります。
<飛距離>
セットのアプローチウェッジ>単品ウェッジ
<スピン量>
セットのアプローチウェッジ<単品ウェッジ
普段から試合などに出て厳しいセッティングでゴルフをする方は、思ったより飛んでしまう、グリーンをオーバーしてしまう、などあると思いますのでご注意ください。
その際はアイアンセットと同じシャフト、同じバランスで単品ウェッジを作ってみてください。
ただし、エンジョイゴルファーで普通のゴルフ場に行っている分には、コストパフォーマンスを含め、アイアンセットのアプローチウェッジを活用することをオススメします!