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ゴルフスイング

オリオット

ボールが転がるイメージを作ってからアプローチしましょう!

グリーン周りからのアプローチで大切なことは、アプローチする場所に立ってボールがピンに向かって転がっていくイメージをしっかり描くことではないかと思います。

その仮想映像が目に浮かんでくれば、正しいアプローチにつながるでしょう。

そのプロセスを実例を交えて紹介します。

ボールはグリーンエッジから外に転がり落ち、ピンまでのラインは急な下り坂!

150ヤードのショートホール(パー3)、7番アイアンで打ったボールはグリーン右のカラーに落ちましたがバウンドが悪く、グリーンの外に転げ落ちました。

ボールのライは急な左足上がりで、グリーンエッジまでは1メートルほどしかありません。

しかも、グリーンエッジからピンまでは急な下りラインで3メートルです。

平坦なライとグリーンであれば、ピッチエンドランかチップショット(ランニングアプローチ)でアプローチすればよいのですが、このケースではピッチエンドランでアプローチすれば急な下りラインのためにボールはピンを大きくオーバーし、グリーンの外に出てしまう可能性があります。

このような場合、ボールの転がりをどんな風にイメージすればよいでしょうか。

ピッチショットでグリーンエッジにボールを落とす

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アプローチの種類について簡単に言うと、ピッチショットはボールを上げてキャリーだけで寄せるアプローチ、チップショットは転がして寄せるアプローチ(ランニングアプローチ)、ピッチエンドランはボールを上げて転がして寄せるアプローチです。

最近私は、ピッチショットはロフト55度のサンドウェッジ(SW)、チップショットは39度のピッチングウェッジ(PW)か44度のアプローチウェッジ(AW)、もしくはパター(ちなみにロフトは4度)、ピッチエンドランは49度のギャップウェッジ(GW)を使っています。

アプローチの打ち方はどのクラブも同じ(振り子式)で、パットの延長と考えてボールの右端が体の中央に来るようにアドレスし、クラブフェースをターゲットに合わせるようにしています。

この事例の場合は、まずボールがピンに向かって転がるイメージを作ります。

それは、ピッチショットでグリーンエッジにボールを落とせば、グリーン2時からの下りラインに乗ってピンに寄っていくだろうというイメージでした。

ピッチショットですから、通常はSWを選択すればよいのですが、ライが左足上がりだったのでリアルロフトは大きくなり、GWでもピッチショットになるだろうと考えました。

GWはアプローチ用のクラブとしてSWよりやさしいというメリットもあります。

結果は予想通り、ボールはグリーンエッジに落ちてからピンに吸い込まれるようにジャストインタッチで入りました。チップインバーディ!

パートナーとハイタッチ! こういう時はテンションが上がりますよね。

ボールのライが悪いとチップショットを打たざるを得ない場合もあります

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今回はボールのライがよかったのでピッチショットを打てましたが、ボールがラフに沈んでいたりディボット跡にはまり込んでいるような場合は、ピッチショットではなくチップショットで打ったり、ロフトを立てて(ボールの位置を右足の方に置いて)打ったほうがよい場合もあります。

その場合は、寄せワンの確率は下がりますが、ボールをグリーン手前に落としてワンクッションさせ、ボールの勢いを殺してグリーンエッジまで転がしていくというイメージが必要になります。

グリーン周りからのアプローチは状況に応じた多種多様なイメージ作りと打ち方の選択が必要になります。

プレーヤーのオリジナリティを発揮できる場面ともいえるでしょう。

それがまたゴルフの楽しみ方でもありますよね。

グリーンを外してもガッカリせず、ぜひ、アプローチを楽しんでください。