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ゴルフスイング

Nick Jagger

「シャンク」がとっても痛いミスなのは当然!だってシャンクは……

ピンまで約50ヤード。

もちろん、手にするのはウェッジ。

ピタリと寄せワンを狙いたい状況ですよね。

ところが、ボールは強く飛び出し、右45度の方向へまっしぐら。

そうです。突然出てしまうのが、とっても痛~いシャンクです。

インパクトでグリップの位置が前に出てしまうのが原因

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プロや上級者でも突然出ることがあるミスショットがシャンクです。

別に難しいライというわけでもないのに、右45度に飛んでいくこのミスショットの恐ろしいところは、一度飛び出すと連発で出るところです。

練習場で飛び出すと、もう止まりませんよね。

この原因は、寄せたいという気持ちが強過ぎて、インパクト時にグリップがいつもより前に出てしまうことです。

左わきにヘッドカバーを挟んで、体の回転で打つイメージ

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すると、クラブフェースのヒール側も前に出て、クラブヘッドとシャフトのつなぎめの部分(ソケット)にボールが当たってしまうのです。

だからシャンクのことをソケットとも言うのです。

シャンクが出た後の素振りでは、左わきにヘッドカバーなどを挟んで体の回転で打つイメージを作り直すことです。

寄せワンを狙ったはずなのに、右に真っすぐ飛んでいってしまうのだから、ゴルファーにとって痛いことこの上ないですよね。

痛いのも当然、弁慶の泣き所だからです

しかし、痛いのも当然なのです。

「シャンク」とは英語で「Shank」という綴りで「脛(すね)」という意味です。

脛にボールをぶつければ、いわゆる「弁慶の泣き所」をぶつけたわけで、痛くないはずがないですよね。

クラブヘッドは、先を「トウ(つま先)」、シャフト側を「ヒール(かかと)」、そして底を「ソール(足の裏)」というように、足に例えられています。

すると、シャフトは脚になり、脚と足をつなぐ部分は、脛ということで「シャンク」に相当するというわけです。