ゴルフスイング
セベケン
チェ・ホソンの次?驚異のスイングを持つアマチュアがPGAツアーの登場!
チェ・ホソン選手の踊るスイングに、多くのゴルファーが注目していますが、新しいヒーローが・・・来たかもしれない!
それは今までのスイング理論から言うと「ユニーク」の一言で片付けられてしまうが、実は最も理にかなった動きとも言える「未来のスイング?」。
デビッド・レッドベターが提唱してる「Aスイング」と共通するところが多いのです。
※写真は、ゴルフダイジェスト社『Aスイング』(デビッド・レッドベター著)表紙より
マシュー・ウルフです!
19歳のアマチュアで、先のPGAツアーのウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープンでも注目を集めていましたね。
なんと個性的なスイングなんでしょ! うれしくなって来ますが、実はとても理にかなっています。
多くのレッスンプロが「ダメ!」と言っている「トップのクロス」でしっかり打っています。
セベケン的には、クロスはオンプレーンに戻しやすいですけど、いったんトップで後ろにヘッドが落ちるレイドオフは、腕全体を下げてこないとオンプレーンにならず、その分動きが大きく複雑になってしまいます。
私も師匠に「クラブヘッドを後ろに垂らすな」と教わりました。
Aスイングの要は~
レッドベターのAスイング理論では、多くのことが語られていますが、最も彼の従来のスイング論と異なる象徴的な図は、このバックスイングの上げ方です。
いわゆる8の字打法と言われるものですが、彼はこの「Vプレーン」を推奨しています。
セベケン的には、ここまで極端である必要はないと思いますが、バックスイングで多くのアマチュアがフェースをすぐ開いて、しかもインサイドに背負い込むことが多いので、その逆とも言える、今までよりシャット気味(実はスクエア)にそして後ろに背負い込まないバックスイングは、ダウンスイングでスクエアに直線的に落としやすい、理にかなった方法だと言えます。
筋力より重力を味方につけたスイングとも言えます。
※写真は前述「Aスイング」142ページより
ジム・ヒューリックも!
実は、やはり個性的スイングと言われる、ジム・ヒューリックも同じスイングの流れをしています。
彼が年齢を経ても活躍できる理由のひとつに、この効率の良いスイングがあると思います。
そしてもっと古くはメジャー大会でも活躍した、ヒューバート・グリーン!
彼のスイングは、レッドベターが最もAスイングに近いと思ってるであろう選手です。
1977年の全米オープンでは「射殺予告」がありながら、そのままプレーを続け優勝したという逸話もあります。