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ゴルフスイング

uchidaruma

風の時のショートアイアンの極意!高さを抑えてラインを出す方法

練習場では、ある程度思い通りのスイングで、狙ったところに打てるようになったのに、ゴルフコースに出ると全然思ったようにいかない! なんてこと、よくありますよね。

特に難しいのが風。

向かい風では、ボールが吹き上がってしまって全然飛ばなかったり、逆に、追い風では想像以上にボールが飛んでしまったりと、雨より風のほうが嫌いといっているプロの方がたくさんいるくらいです。

今回は、風の影響を特に受けやすい、ショートアイアンで、狙い通り打つためのテクニックを紹介します。

ショートアイアンは低く打つ

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ショートアイアンのショットというと、ボールを高く上げて、グリーンに真上から落ちて止まるようなショットをイメージしてしまいがちですが、実際のプロのショートアイアンのショットは、意外と低く、強いボールです。

低い弾道のほうが、方向性(ラインと言ったりします)を出しやすいというのがその理由ですが、風の影響を受けにくいというのも大きな理由です。

ボールを高く上げれば、それだけ風の影響を受けてしまいます。

特にショートアインとなれば、スピン量が多いため、その影響は大きくなります。

普段から風の影響を受けにくい低いボールを打つことで、距離感を維持してショットすることができます。

ショートアイアンで低いボールを打つ方法

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ショートアイアンで低いボールを打つ、最もシンプルでミスの少ない方法をご紹介しましょう。

まずは低いボールを打ちたいわけですから、番手を上げてロフトの立ったクラブを選択します。

例えば、残り100ヤードをアプローチウェッジでフルショットしている方は、ピッチングウェッジや9番アイアンを使います。

そして、ボールの位置などは変えずに、ただ振り幅を小さくして振っていきます。

ピッチングウェッジだったらスリークォーター、9番アイアンだったら6割程度といった具合です。

アプローチウェッジのフルショットに比べると、4分の3から半分程度の高さで飛んでいきます。

そんな高さでボールが止まってくれるのかと思われる人もいると思いますが、もともとがショートアイアンですから、ダフったりトップしたりしていなければ、しっかり止まってくれます。

ショートアイアンで6割から8割でスイングした時の飛距離と高さを、練習で把握しておきましょう。

風の強い日に練習を行う

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普段フルショットの練習しかしていない人は、6割や8割といったバックスイングの大きさは、なかなか上手くできないと思います。

そうすると、振り幅ではなくスイングスピードを変えて距離感を出そうとしてしまう方が多いです。

しかし、変えるのは振り幅だけで、スイングスピードは変えてはいけません。

スイングスピードで距離感を出そうとすると、ヘッド軌道が安定せず、ダフったりトップしたりと、大きなミスにつながってしまうので気をつけましょう。

また、風がない日にはできるようになっていても、いざ風が吹いていると、無意識に強く打ってしまったり、逆に緩めてしまったりということがよくあります。

実際に風が強い日に、しっかり練習しておきましょう。

風が強い日には、すすんで練習場へ行き、低いボールだけでなく、いろいろなボールを打って遊んでみるといいと思います。

ショートすることを恐れない

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今まで100ヤードをアプローチウェッジで打っていた人にとって、いくらアゲインストでフルショットしないとはいっても、9番アイアンで打つのは勇気のいることです。

フォローの風の時も同様で、普通に打ったら大きいクラブで、振り幅を抑えて打つことを怖がってしまうことがあります。

だからといって、スイングの途中で緩めてしまっては元も子もありません。

普段の練習を信じて、しっかり打っていきましょう。

あとは、風に合わせた距離感を、経験値で覚えていくしかありません。

ミスを恐れずに、どんどんチャレンジすることで距離感を身に付けましょう。