プロゴルファー
レッスンプロ・クラフトマン 河野
マッチプレー選手権のスコアラーとして若手2人の対決を間近で観戦!
こんにちは。
レッスンプロ・クラフトマンの河野です。
埼玉県の鳩山カントリークラブでマッチプレーが7月26日より開催されました。
当店(ビッグキャリーゴルフショップ)の近くでの開催なので、スコアラーをして来ました。
若手2人のレベルの高い静かなマッチを身近に堪能させていただきました。
組み合わせ表
ISPSハンダマッチプレー選手権が7月26日から始まりました。
予想された気温より低めに感じ、曇り空でそよ風もあり、この何日かの中では信じられないくらいの快適な日でした。
スコアラーは朝5時の集合で、5時半よりスコアラーに端末を渡され、端末の操作方法の説明を受けました。
対戦相手のお二人の名前の入った画面に、選手が1打打つごとにタッチして、「勝敗の付き方」にタッチして送信する方式です。
勝敗の付き方の種類には、“OK”、“カップイン”、“ピックアップ”、“ギブアップ”がありました。
本部とは、トランシーバーでのやり取りです。
私が担当した組は、10番ティー2組目の6時38分スタートの藤本佳則・木下稜介プロの組です。
若手2人の対決は、300ヤードドライブが時々ラフに入るもののトラブルになる事もなく、淡々と静かに進行していきました。
淡々としたプレーに、若手2人の技術の高さを感じました。
勝敗は、パッティングの差でした。
木下プロが良い場所に付け、バーディトライになるのですが、一筋違いで入りません。
木下プロの1ダウンで迎えた最終9番ロングホール(パー5)。
木下プロがティーショットをフェアウェイバンカーのアゴの近くに入れてしまい、ウェッジで出すだけのショットになりました。
藤本プロもラフなので池の手前に刻みました。
木下プロの3打目の残りは約250ヤードの池越えの打ち上げです。
フェアウェイウッドで打った3打目がほぼグリーンエッジまで行き、一縷(いちる)の望みは残りました。
藤本プロが3打目を駄目押しのようにピン筋に打ち、ピン下の絶好の場所に付けました。
木下プロの4打目が入れば藤本プロのミス待ちになりますが、狙って打った4打目はカップインせず、試合終了となりました。
バーディチャンスを入れた藤本プロ。
バーディチャンスを逃がしてしまった木下プロ。
勝敗は、藤本プロのパッティングが素晴らしかったの一言です。一瞬のスキもないパッティング技術に敬服します。
スコアラーの私も、レベルの高い静かな戦いを身近で見せていただき楽しめました。
朝のスコアラーの打ち合わせの時に、「河野さんの担当する組は長引くよ」と皆さんが予想されていましたが、最後まで気の抜けない良い試合でした。
お二人の今後の活躍に期待します。
レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。