プロゴルファー
もーりー
“強いタイガー”が本当に帰ってきた!【全英オープン2018】
皆さんゴルフを楽しんでいますか?
こんにちは、ライターのもーりーです。
屈指の難コースであるカーヌスティGCで開催された、メジャー第3戦『全英オープン2018』。
最終日の優勝争いの中盤、リーダーズボードのトップに『Tiger Woods』の名前が映し出されたとき、テレビの前で大興奮したというゴルフファンが多かったのではないでしょうか(もちろん私もその一人です)。
その後、11番ホールで痛恨のダブルボギーを叩いてしまい、結果は6位タイに終わりましたが、私にとってタイガーの完全復活、そして“強いタイガー”が帰ってきたと心の底から感じられた大会でした。
攻めた結果の“ダブルボギー”
最終日を首位と4打差でスタート。
そして苦戦する上位陣を尻目に、前半2バーディーで一気に首位に躍り出たタイガー!
シーズン序盤から、タイガーがメジャーで優勝争いに一番絡みやすいのは全英オープンだとは思っていましたが、まさか本当に首位に立つとは!
このときばかりは私の興奮はマックスでしたね。
久々にゴルフ中継を見ながら鳥肌が立ちました!
しかし首位にたった直後の11番ホール。
アイアンのティーショットを右に曲げ、ラフからのセカンドを引っかけてしまいピンチを背負います。
難しいグリーンそばからのアプローチをロブショットで勝負をかけましたが、ショートしてしまいました。
結局4オン2パットでダブルボギー。
次のホールもボギーとしてしまい、勝利の女神はタイガーに微笑むことはありませんでした。
しかしこの11番ホール以外は完璧なゴルフ。
ここのところ悩まされていたパッティングも、強風の中でショートパットを沈めていましたし、最後まで集中力を切らすことなく冷静にプレーしていました。
11番ホールだけはティーショット、セカンドともに力が入り過ぎていましたね。
“タラレバ”ですが、11番ホールのセカンドショットを強引にいかず、3打目勝負にいっていたら、結果は違っていたかもしれません。
しかし私はあの状況でもパーオンやバーディーを狙いにいった“攻めの姿勢”にタイガーの完全復活を感じました。
ただ優勝するだけでなく、終始圧倒的なプレーで勝利をもぎ取り、ギャラリーを沸かせる。
そう、タイガーはただ復活優勝するだけじゃダメなんです。
そこにスーパープレーや“劇的”といったプラス要素を皆が期待しているのです。
それをタイガー自身が本能でわかっているからこそ、あの場面でも守りに入らず攻め続けたのだと、私は勝手に思っています。
新パターの調子も上々!
全英オープンでのタイガーの活躍を支えたのは間違いなくパッティング。
全米オープンあたりの頃と比べると、明らかにストレスなくパッティングができています。
契約先であるテーラーメイドのマレットパターである『TPコレクション アードモア3 プロトタイプ』を実戦投入してからはまるで別人です!
それともうひとつ武器になっているのが中空タイプのドライビングアイアン。
これも8月に発売予定のテーラーメイドの『GAPR』というシリーズのプロトタイプで、タイガーはロフト17度のものを使っているようです。
黒色のヘッドと操作性の良さがタイガーもお気に入りのようです。
タイガーは今回の全英オープンでもアイアンでのティーショットを多用して、フェアウェイキープ率もかなり高かったですしね。
あとはタイガーらしい“復活優勝”を待つばかり!
考えてみると今年初めの復帰当初は世界ランキングは649位。
それが全英オープン前には71位、そして今回の6位タイで50位以内。
世界ランキングが50位以内になったことで8月の『ブリヂストン招待』に出場できることになりました。
ブリヂストン招待は、タイガーが過去8回優勝を飾っている大会です。
その後のメジャー最終戦『全米プロゴルフ選手権』を含めて、タイガーがどんなゴルフを見せてくれるかが楽しみです。
あとタイガーに足りないのは初日か2日目に爆発的なスコアを出せてないところくらいでしょうか。
2日目までに首位に立ち、決勝ラウンドは他の選手を寄せつけずに、魅せるゴルフをしながら圧倒的な勝利を飾る。
そんなタイガーらしい“復活優勝”が見られる日はもうすぐそこまで来ているはずです!