これでレジェンドの仲間入り？藍ちゃんの名前が試合名に入る！

先日、国内女子ツアーの「サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」（6月7日開幕、兵庫・六甲国際ゴルフ倶楽部）の発表会見がありました。

昨シーズン引退したサントリー所属の宮里藍プロが大会アンバサダーに就任し、大会名を「宮里藍　サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」に変更することが発表されましたね。

※宮里藍さんのコメントはSponichi Annex3月5日版から引用

樋口久子に次いで2人目

日本国内でツアーの大会名に名前が冠される女子プロは、樋口久子日本女子プロ協会相談役に次いで2人目のこと。

藍ちゃんは

「大会のアンバサダーに就任し、自分の名前を大会名にそえていただくことは、想像を超えたことで、大変名誉だし大きな責任感を感じる。サントリーさんと新しいことにチャレンジできる環境がうれしい」
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/03/05/kiji/20180305s00043000141000c.html

と話していました。

中学3年生のときにツアー初出場し、国内では現役最後のプレーをした思い入れのあるトーナメントですが、今後は広報大使として大会をPRし、コースセッティングなどのアドバイス、ジュニアの育成、アマチュアとの交流などを行うそうです。

東京オリンピックのコーチ就任も！？

現在は主にアメリカに滞在している藍ちゃん。

「普通の生活をしている。移動もなく、家にいられることが新鮮。自分の時間を増やせるのが楽しい。映画を見たり、本を読んだり、リラックスした時間が多い」

https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/03/05/kiji/20180305s00043000141000c.html

と近況を語りましたが、来月のマスターズには初出場の兄・優作の応援に駆け付けるようです。

日本ゴルフ協会から打診されている東京オリンピック代表の女子コーチ就任に関しては

「正式にお話をいただいていないので何とも言えない」
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/03/05/kiji/20180305s00043000141000c.html

とだけ話しましたが、おそらくこれはほぼ決定ではないでしょうか。

プロゴルファーの名を冠したトーナメント

プロゴルファーの名前を冠したトーナメントは、国内女子ツアーでは「ベン・ホーガン・クラシック」（89～90年）、「樋口久子・三菱電機レディス」は前身の「樋口久子・紀文クラシック」（97～01年）以降、何度も大会名が変更されましたが、すべてに樋口久子の名前が入っています。

また、国内男子ツアーでは「ジーン・サラゼン・ジュン・クラシック」（77～99年）、「日経カップ中村寅吉メモリアル」（85～99年）があります。

米PGAツアーでは「アーノルド・パーマー・インビテーショナル」、「AT＆Tバイロン・ネルソン」があります。

海外の女子プロゴルファーでは、かつて世界ランキングNo.1に君臨した「ロレーナ・オチョア招待」（08年～）が記憶に新しいところです。

当たり前ですが、名前の冠がつく試合が作られるのは、一部の限られた、歴史に名を残すような名選手ばかりです。

そんな中に、まだ若い藍ちゃんの名前が入ったことで、彼女の偉大さが再確認できましたね。