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シード落ちからスイング改造の決心……地道な努力が実を結んだ米山剛プロ
何気なくゴルフ番組を視聴していたら、ゲストで米山剛プロが出演されていました。
その中でスイング改造など興味深く感嘆させられる内容が多々ありましたので、少しですがご紹介させていただきます。
(画像はBSジャパン・ゴルフ宮里道場PREMIUM 「ゲームの決断」より)
シニアツアーで大活躍
米山剛プロは現在52歳。
シニアツアー参戦3年目の今年、すでに2勝を挙げてシニアツアー賞金ランキング堂々の2位です。
初優勝を飾ったファンケルクラシックでは5人でのプレーオフの末、劇的なイーグルで勝利をもぎ取りました。
日大ゴルフ部時代から名を馳せ、レギュラーツアーでも通算3勝をマークしています。
米山プロのレギュラーツアー時代はAON全盛の頃でしょうから、今であればもっと勝利を積み重ねていたかもしれませんね。
そんな米山プロですが、数年前は不遇な時期があったようです。
一念発起!スイング改造に取り組んだ
米山プロが苦しんだ時期が40代後半、シード権を喪失して試合に出られない日々が続いたようです。
シニアツアーは50歳からしか参戦できませんから、米山プロに限らず40代のプロゴルファーは全般的に苦しいかもしれませんね。
そんな不遇時代に米山プロはある決心をします。それはスイング改造です。
元々オーバースイング気味なのが気になっていて、現代の進化した道具を使いこなすにはオーバースイングを治すしかない! との思いで取り組んだようです。
プロコーチの谷将貴氏に師事したようですが、最初に言い渡されたのが6カ月間の実戦ラウンドの禁止だったそう。
谷コーチといえば超有名コーチですが、米山プロよりずいぶん年下です。
レギュラーツアーでも勝利しているトッププロがそんなこと言われたら、普通は腹が立って仕方がないと思います。
でも米山プロは谷コーチの言葉通り6カ月、実戦ラウンドに出ることなく地道に練習だけに没頭しました。
本人は番組内で『どうせ試合にも出られなかったから』と笑顔でおどけていましたが…その強い意志と精神力に脱帽です。
これだけでもビックリですが、その間の練習内容がさらに驚愕でした。
7番アイアンで手を使わずにボディーターンを意識して8時から4時のスイングをする。
これだけを1日500球、1カ月繰り返したそうです。
次の1カ月はハーフスイングで、その次の1カ月はスリークォーターと7番アイアンだけで1日500球…。
聞いただけで気の遠くなるような内容です。
ゴルフで生活のかかったプロゴルファーの中でもここまで地道にできる人がどれだけいるでしょうか。
改めて米山プロの意識の高さとゴルフ愛を感じさせてくれるエピソードです。
地道な努力が実を結ぶ
いかがでしたか!
米山プロがシニアツアーで絶好調なのにはちゃんとした理由があるんですね。
確かに米山プロの昔と今のスイング比較を観てみたら一目瞭然、オーバースイングが見事に解消されていました。
スイング改造の副産物として、ドローとフェードの打ち分けも自在にできるようになったとか。
なんとも羨ましい限りです。
実際にテレビ番組内でも226ヤードの打ち上げの位置からのお手本ショットを5番ウッドを使いドロー、フェードを打ち分け2回ともナイスオン!
とどめの3回目は軽いフェードで直接カップイン!!
凄い! しか言葉が見つかりません。
地道な努力が実を結び見事カムバックを果たした米山プロ。
益々のご活躍を期待しています!
また米山プロを見習ってゴルフも仕事も地道な努力が必要なんだなと改めて気づかされた私ゴルフバカなのでした。(了)