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プロゴルファー

こせきよういち

チャーリーくんに世界が騒然~世界のゴルフ界の面白情報を拾い読み#196

先週は11歳のジュニアプレーヤー=チャーリー・ウッズがゴルフ界の話題を独占、という週でした。

父親のタイガーとともに出場した米ツアーのエキシビションマッチ「PNC選手権」で、11歳とは思えない力強く、完成度の高いスイングを披露したからです。

今回は、そのチャーリーのプレーぶりと、ファンの間で高まる期待感をご紹介。

「今週注目のスターはタイガーではない」

メジャー、並びに「ザ・プレーヤーズ選手権」の優勝者がその家族とペアを組んで出場するチーム競技「PNC選手権」。

今年の大会に出場したパドレイグ・ハリントンは、チャーリーについて、「練習場に向かったら、皆がチャーリーをよく見ようと足を止めていた。そして、『タイガー、そこちょっとどいて』って、信じられない声がバズってた。タイガーは心しておくことだ。今週注目のスターは君ではないんだ。僕はタイガーと同じ頃にプロ転向し、同時代をプレーしてきたけど、彼が一番のスターではない試合はこれが初めてだよ」と、タイガー・ジュニアの並外れた実力とタレント性について語っています。

そのスイングの素晴らしさについては、上掲のツイッター動画を見れば説明不要でしょう。

タイガーそっくりの仕種がいっぱい

トッププロも絶賛するスイングとともに話題になったのが、その仕種でした。さまざまなシーンでタイガー譲り、タイガーそっくりのアクションが見られました。

なかでもバズったのは、フィニッシュでクラブをくるくると回し、すとんと落とす「クラブ回し」(Club twirl)。

そして、バーディパットを沈めた後に見せた、アッパーカットの動きで拳を突き上げるガッツポーズ(Fist pump)。

父親のプレーを見ているうちに自然と身に付いたのでしょうね。

両アクションは上掲動画のランニングタイム10秒過ぎから続けて見られます。どちらもカッコ良く決まっています。

チャーリーのメジャー制覇が賭けの対象に

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近い将来、トッププロになるであろう才能にいち早く注目したのが、スポーツベッティング(スポーツ競技を対象にした賭け)のサイトです。

下記リンク先の記事によれば、「スポーツベッティングダイム」というウェブサイトが将来のチャーリーを対象にしたベット(賭け)を発売したそうです。

そのベットとオッズ(払い戻し倍率)は、
●25歳までにメジャーで優勝する:825/1(賭け金1に対し、825+1=826倍の払い戻し。以下同)
●24歳になる前に、米ツアーカードを取得する:2/1
●22歳になる前に、メジャー優勝(タイガーは21歳で最初のメジャー=マスターズ制覇):1500/1

いずれも10年ほど後に結果が判明する、ちょっと気の長い賭けです。

この種のベットは、欧米では珍しくありません。実際、ロリー・マキロイは彼が15歳の時(2004年)に、「25歳(2014年)までに全英オープンで優勝する」という賭けが発売されています。

オッズは500/1。賭け金1に対し、501倍の払い戻しです。そして、マキロイは賭けの最後の年、2014年に全英オープンを制覇。

それで大儲けしたのが、ロリーの父親=ゲリーさんでした(上掲写真の左)。

ゲリーさんは15歳の息子の将来に200ポンドの賭け金を投じ、約10万ポンド(当時のレートで約1730万円)の払い戻しを得たのでした。

ロリーは、全英オープンのタイトルとベットで二重の親孝行を行ったわけです。

さて、チャーリーの将来に対する賭けですが、タイガーはどうする?