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SHE SAID YES! PGAツアーで行われたガルシアの粋なサプライズ!

大会:2019年ザ・プレーヤーズ・チャンピオンシップ 

会場:TPCソーグラス 17番ホール137ヤードのパー3

サプライズ仕掛け人:セルヒオ・ガルシア

フロリダ州の名門コースTPCソーグラスで開催されるザ・プレーヤーズ・チャンピオンシップ。

その練習ラウンド中、ガルシアは運営スタッフの一人からあることを頼まれました。

「セルヒオ、娘の幸せのために一役買ってもらえないだろうか?」

ガルシアはもちろん快諾しますが、ガルシアはこの大役をうまく果たせるのでしょうか?

ザ・プレーヤーズ・チャンピオンシップ

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ザ・プレーヤーズ・チャンピオンシップは今年で46回目。

PGAツアーのフラッグシップ大会。

賞金総額はメジャー大会をも凌駕する世界最高額を誇り、優勝者にはフェデックス・カップポイントが600ポイント付与される、選手たちにとってもとても重要な大会の一つ。

出場資格も厳しく、アマチュアの出場はありません。

フェデックス・カップとは、レギュラーシーズン+4試合のプレーオフで総合優勝を争うシリーズ戦。

総合優勝者は1000万ドル(約11億円!)の賞金を獲得することができます。

ちなみに2018年シーズンは、2260ポイントでジャスティン・ローズが総合優勝に輝きました。

ローズの総合優勝ポイントを見ると、1試合の優勝で600ポイント獲得できるザ・プレーヤーズ・チャンピオンシップの重要性が浮き彫りになってきます。

さて、サプライズの会場に選ばれたのはそのザ・プレーヤーズ・チャンピオンシップが開催されるTPCソーグラスの17番ホール。

TPCソーグラスは、PGAツアーが開催される数々の名門ゴルフコースの中でも、最も難しいコースの一つとして有名です。

特に17番ホールは137ヤードという短いパー3ながら、ターゲットをとらえにくいアイランドグリーンとなっており、難易度の高い大会の名物ホールです。

毎年何個ものボールが池に吸い込まれていきます。

プロポーズの基本は「Get down on one knee!(片膝ついて!)」

そんな重要な大会の練習ラウンド中、このサプライズは仕掛けられました。

娘のエマのために、ツアー運営スタッフのお父さんが一肌脱いで実現した、プロポーズ大作戦!

仕掛け人のガルシアはガチガチに緊張しています!

「セルヒオ、今日は家族が来てるんだ」

何気なくガルシアに家族を紹介する、運営スタッフのお父さん。

「こんにちわエマ! 良かったら一緒にコースを歩いてみない?」

「本当にいいの?!」

「今日だけ特別なんだ!」

ガルシアはぎこちない演技ながら、彼女だけをコースに連れ出すことに成功します。

ここまでは、まだバレていない様子。

そして17番ホールのアイランドグリーンのアプローチを下りてくるガルシアとエマを出迎えたのは、エマの彼氏、リカルドでした。

ガルシアがエマに呟きます。

「今日は君にサプライズがあるんだ」

エマが視線を先に移すと花束を持ったリカルドがいました。ここでエマの口から出る言葉は一つです。

「オー・マイ・ガー!」

指輪をリカルドに手渡し、エマのお父さんのところへ向かうガルシア。お父さんと一緒にリカルドのプロポーズを固唾を飲んで見守ります。

そしてリカルドが片膝をついてプロポーズ!

「Will you marry me?」

もちろん答えは決まっています。

オーロラビジョンの「SHE SAID YES!」の文字、ガルシアの笑顔、そしてエマのエモーショナルな大喜びに感動しました。

まとめ

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プロポーズの舞台にTPCソーグラスの17番を選んだことには、もしかしたらお父さんの想いが込められていたのかもしれません。

結婚生活は山あり谷あり、池ありバンカーありです。

エマとリカルドの人生も順風満帆とは限りません。

時には池にボールを打ち込むような苦難に立ち向かわなければならない時もあるでしょう。

そんな時は二人で力を合わせてきっちりリカバリーをして、最後は笑顔でホールアウトしてほしい。そんなお父さんの想いが伝わってきました。

エマとリカルドはTPCソーグラスの17番ホールを見る度に、この時のことを思い出すことでしょう。

本当に素敵なサプライズでした。

ガルシアも大役お疲れさまでした!