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プロゴルファー

もーりー

ついに男子ツアーも国内開幕戦!今年の富士桜を制したのは星野陸也!

(写真はソニー・オープン時)

皆さんゴルフを楽しんでいますか?

こんにちは、ライターのもーりーです。

ついに、ついに国内男子ツアーも国内開幕戦を迎えることができました。

新型コロナウイルスの影響で無観客、海外選手の出場もなしと少し寂しい状況ですが、ツアーが無事に開催にこぎつけられただけでもうれしい限りですね。

来シーズンとの統合が決まり長丁場となるシーズン、そして次の試合は1ヶ月後と、コンディションを保つのは大変だと思いますが、選手たちにはしっかり体調管理をしていただいたうえでビッグプレーを連発してほしいところですね♪

17番で痛恨のミス……

ようやく男子ツアーも国内開幕戦を迎えることができました。

戦いの舞台は『フジサンケイクラシック』(富士桜カントリー倶楽部=パー71)。

過去には石川遼、松山英樹、岩田寛といったビッグネームが勝利を手にしてきたトーナメントです。

この大会の舞台となる富士桜カントリー倶楽部といえば、なんといっても難しい18番パー4が特徴的で、これまでも数々のドラマを生み出してきました。

18番ホールでスコアを伸ばしづらいことをわかっている選手たちは、その前の17番ホール、2オンを狙えるパー5で勝負を仕掛けるわけですが、イーグルやバーディーを狙おうとして逆にミスショットをしてしまうということも起こり得るわけです。

そして今年の富士桜の最終日にこの17番、18番ホールに翻弄されたのが時松隆光選手でした。

首位と1打差で迎えた17番ホール。

時松選手は2打目をレイアップしての3打目勝負を選択、得意のウェッジでのショットでベタピンを狙いにいきます。

バックスピンを考慮してグリーン奥に切られたピンのさらに奥を狙いにいきましたが、ボールはグリーン奥のラフまで飛んでしまうという痛恨のミスショット。

このミスが響きこのホールをボギーとしてしまった時松選手。

この時点で首位と2打差となってしまい、優勝の芽はなくなってしまいました。

ちなみにこれでプレッシャーから解放されたのか、次の最難関である18番ホールはなんとバーディーをゲット。

タラレバですが、もし17番ホールの3打目をきっちり寄せてバーディーを奪っていれば、優勝は時松選手に転がり込んでいた可能性が非常に高かったでしょう。

最終ホールをバーディーでフィニッシュしたにも関わらず何か腑に落ちない顔をしていた時松選手。

おそらく……17番ホールの3打目を振り返っていたに違いない!?

プレーオフを制した星野陸也がツアー3勝目

いっぽうで最終日の17番ロングホールを攻略して優勝争いに踏みとどまったのが星野陸也選手。

セカンドショットでは3番ウッドを選択、果敢に2オンを狙いにいくと、ボールは惜しくもグリーンをこぼれるも、ほぼ2オンといっていいくらいのナイスショット。

パターを選択した3打目のアプローチもあわやイーグルかという絶妙なタッチを披露し、このホールは楽々バーディーで首位をとらえます。

星野選手は最終18番ホールも無難にパーで上がり、首位タイでホールアウト。

優勝の行方はプレーオフに持ち込まれました。

プレーオフに進出したのは星野選手と堀川未来夢選手。

堀川選手は最終日に7アンダーの猛チャージで一気にリーダーボードを駆け上がってのプレーオフ進出。

ともに20代のフレッシュな対決となりました。

そのプレーオフの舞台は難関18番ホール。

プレーオフ1ホール目、2ホール目ともに堀川選手がピンチを凌いでなんとか食らいつき、星野選手はこれを決めれば決着という微妙な距離のパットを決め切れないという展開。

星野選手が有利に進めているが、運は堀川選手に傾きかけているかな……と思われた3ホール目。

ともに2打目でグリーンをとらえるも、堀川選手はかなり距離を残してしまい、ここでもバーディーパットはカップ近くに寄せるのが精いっぱい。

いっぽうの星野選手は5メートルのバーディーパット。

ボールはカップ手前のフチで止まりかけましたが、星野選手の思いが通じたのか、最後のひと転がりでカップに吸い込まれました!

見事にプレーオフを制した星野選手は、この大会2018年に続く2勝目、ツアー通算3勝目を飾りました。

豪快なショットを支えるのは得意のパッティング

星野陸也選手の最大の魅力といえば日本人離れしたその飛距離。

ドライバーショットは楽に300ヤード越えを連発し、アイアンを含めてあの松山英樹選手にひけをとらない飛距離を誇り、今大会でも豪華なショットを連発していました。

しかし私は、星野選手の最大の武器はパッティングにあるんじゃないかと思います。

実は星野選手、昨年の平均パット数が全体の2位と、非常にパッティングが安定しているんですよね。

ロングパットの距離感も素晴らしいですし、微妙な距離のショートパットもしぶとく決めてきます。

ゴルフはどれだけ豪快に飛ばすことができても、パッティングが安定しなければスコアはまとまりません。

逆にパッティングが安定していれば、多少ショットが荒れていても、それを十分にカバーすることができます!

飛距離もたしかに大きなアドバンテージですが、それはアプローチやパッティングが安定していてからこそなんですよね。

飛距離がクローズアップされがちな星野陸也選手ですが、その卓越したパッティングにも注目してみてくださいね。


といったところで今回はこのへんで。

それでは、また!