プロゴルファー
もーりー
男女ともにベテラン勢が躍動!〜国内ゴルフトーナメント(4月第3週)〜
皆さんゴルフを楽しんでいますか?
こんにちは、ライターのもーりーです。
海の向こうではタイガー・ウッズ選手やフィル・ミケルソン選手といった40代のベテラン選手が大活躍していますが、4月第3週開催の国内男女ツアーの最終日も40代のベテラン選手が躍動しました。
李知姫選手が10年ぶり3度目の大会制覇〜『KKT杯バンテリンレディスオープン』
初夏を思わせる暖かさの熊本で開催された国内女子ツアー『KKT杯バンテリンレディスオープン』は、最終18番ホールで4メートルのバーディーパットをねじ込んだ40歳の李知姫(イ・チヒ)選手が優勝しました。
サンデーバックナインに入り、今シーズン絶好調の吉本ひかる選手に首位に並ばれる展開。
多くのギャラリーがプレーオフにもつれ込むかと思っていたなかで、勝負どころで落ち着いてバーディーパットを決めるあたりは、経験豊富なベテランの円熟味を感じました。
これでツアー通算23勝目。
特に今大会は昔から相性が良く、10年ぶり3度目の優勝です。
韓国勢の後輩選手たちからオンニ(お姉さん)と呼ばれている姉さんキャラの李知姫選手。
170センチの長身から繰り出されるショットは、飛距離も精度もまだまだ若手に引けを取りません。
2001年から日本女子ツアーで活躍を続ける大ベテランは、今年も優勝争いに幾度となく絡んできそうですね。
平成最後の男子ツアー優勝者はブレンダン・ジョーンズ〜『東建ホームメイトカップ』〜
いっぽう三重県では男子ツアーの開幕戦『東建ホームメイトカップ』が開催されました。
優勝を飾ったのは最終日を首位と2打差でスタートしたブレンダン・ジョーンズ選手でした。
前半からロングホール(パー5)でイーグル奪取するなど、最終日をノーボギーの−7でまとめました。
最終的に通算−15までスコアを伸ばす見事な逆転優勝でした。
オーストラリア出身の44歳。
2016年以来となる優勝はツアー通算15勝目、さらに平成最後の男子ツアー大会優勝という節目の勝利となりました(男子ツアーの次戦は5月2〜5日開催)。
年齢を感じさせないパワーは今大会でも遺憾なく発揮されていました。
打ち下ろしも入っているとは思いますが、グリーンまで残り225ヤードの距離を5番アイアンで打っていましたからね。
近年は老眼にも悩まされ、ここ数年での引退も示唆していましたが、今回の優勝でまだまだ第一線でプレーできることを改めて証明しましたね。
ベテランがツアーを盛り上げる!
昨年から女子ツアーでは“黄金世代”、男子ツアーでは稲森佑貴選手や星野陸也選手といった若手選手の台頭が目覚ましいですが、40代の私としては今回の李知姫選手やブレンダン・ジョーンズ選手のような同世代のベテランが優勝してツアーを盛り上げる姿に素直に感動しました。
ベテラン選手が若手選手達の壁となり、目標となれば、日本のツアーはもっと盛り上がりを見せてくれるのではないでしょうか。
幅広い年齢層が同じステージで対等に戦えるのがゴルフというスポーツの魅力なのですから!
何はともあれ、李知姫選手、ブレンダン・ジョーンズ選手、優勝おめでとうございます!