プロゴルファー
もーりー
早くも米ツアーは2020年初戦が開催!J・トーマスがプレーオフを制す!
皆さんゴルフを楽しんでいますか?
こんにちは、ライターのもーりーです。
アメリカPGAツアーは早くも1月2日から再開!
昨年のツアー優勝者しか出場できない『セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ』がハワイ州カパルアのプランテーション・コース(パー73)で開催されました。
J・トーマスが三つ巴のプレーオフを制してツアー12勝目
寒さが厳しい1月・2月は日本のゴルフツアーは男女ともオフシーズンですよね。
しかし海の向こうのアメリカPGAツアーは新年早々から試合が開催されるのです。
1月2~5日に開催されたのは『セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ』。開催地はハワイです。
そうなんです。ハワイだから暖かいのです。ゴルフも余裕でプレーできるのです。やっぱりアメリカは広い!
話は少し脱線しますが、アメリカ全土は広いこともあり、ツアーの中断期間は12月のわずか1カ月なんですね(ちなみに2019-2020年シーズンはすでに9月に開幕していますから、今大会は開幕戦ではありません)。
しかも今大会は前年のアメリカPGAツアー優勝者しか出場資格がないという、まさに“選ばれし者”だけが出場できる狭き門なのです(そうはいってもタイガー・ウッズ、ローリー・マキロイ、ブルックス・ケプカといった超大物は欠場となりましたが……)。
そんな豪華な顔ぶれの中、優勝を飾ったのはジャスティン・トーマス選手。
ザンダー・シャウフェレ、パトリック・リードというこれまた実力者との三つ巴のプレーオフとなりましたが、プレーオフ3ホール目で見事なバーディーを奪い、熱戦を制しました。
今シーズンは出場4試合目にしてすでに2勝目、26歳にしてツアー通算でも12勝目となりました。
トーマス選手のすごいところは、2015年のツアーデビュー以来、6年連続で優勝し続けているところ(優勝していない年が1度もない)ですね。
世界中からトップ選手が集まるアメリカPGAツアーでこの安定した成績を残せるのは、そう何人もいるもんじゃありません。
PGAツアー公式サイトによると、身長178センチ、体重72キロと、体格的には恵まれていませんが、強烈なヒップターンから放たれるドライバーは平均飛距離300ヤードを超える飛ばし屋です。
それに何より細身でも故障が少ない丈夫な体の持ち主です。そのあたりも強さの秘密なのでしょうね。
シーズン序盤からエンジン全開のトーマス選手。
2017年全米プロゴルフ選手権以来のメジャー優勝も期待できそうですね。
し烈を極めるオリンピック代表争い
今回の優勝で世界ランク4位となったトーマス選手。
アメリカ勢としてはブルックス・ケプカ選手に次いで2番手につけています。このままいけば東京オリンピック代表はほぼ間違いないと思われます(よほどのケガか本人が出場を辞退しない限りですが……)。
ちなみに世界ランク上位者(世界ランク15位以内に4名以上)がひしめくアメリカの場合、オリンピックの代表枠は4名になると思われます(日本はおそらく2名の出場枠)。
しかしアメリカの場合4名分の枠があってもし烈な争いになっています。
昨年『マスターズ』と『ZOZOチャンピオンシップ』を制したタイガー・ウッズ選手は世界ランク7位。
当然オリンピック出場圏内にいるかと思いきや……、実は世界ランク1~6位にアメリカ人プレーヤーが4人いるため、現時点ではウッズ選手にはオリンピックの出場権がないのです!
なんとレベルの高い争いなんでしょうか。
このままでは東京オリンピックでウッズ選手のプレーが見られないのです。
でも今後の試合結果次第ではウッズ選手にもまだまだチャンスは残っています(本人も東京オリンピック出場に意欲を見せているようです)。
今後のウッズ選手の活躍に期待しましょう!!
次戦は松山・今平両選手が出場!
そしてアメリカPGAツアーの次戦もハワイが舞台。
『ソニーオープン・イン・ハワイ』(1月9~12日、ワイアラエ・カントリークラブ)
が開催されます。
日本からは7名が出場しますが、注目はやっぱり松山英樹、今平周吾の両選手でしょう。
言わずと知れた日本のエースである松山選手。しかし2017年以来、2年以上も優勝から遠ざかっています。
世界ランキングも22位と、松山選手本来の実力からしたら物足りない位置にいます。
ただ昨年の『ZOZOチャンピオンシップ』ではタイガー・ウッズ選手に次ぐ2位と、今シーズンは復調の気配を見せています。
とにかく早い段階での復活優勝、そしてメジャー大会や東京オリンピックでの優勝を期待したいですね。
そのためにもまずは2020年初戦のハワイで大暴れしてほしいものです。
いっぽう昨年は2年連続で日本男子ツアー賞金王に輝いた今平選手。世界ランキングも30位と、昨年からかなりレベルアップしています。
しかし昨年は海外メジャー大会ですべて予選落ちと、悔しい結果となってしまいました。
そんなこともあり、昨年途中から飛距離アップに取り組んでいる今平選手。『ソニーオープン・イン・ハワイ』では海外選手たちに飛距離で対抗できるのか。
もし対抗できるようなら、海外メジャー大会や東京オリンピック(まだ出場は決まっているわけではありませんが)での活躍も大いに期待できそうです。
ジャスティン・トーマス選手をはじめ、アメリカPGAツアーの猛者たちは手強いですが、松山・今平両選手をはじめとする日本人選手たちにはハワイで旋風を巻き起こしてほしいですね。
といったところで今回はこのへんで。
それでは、また!