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ブリヂストンオープン2019幻の観戦記!〜“台風に痛めつけられた今年の大会”
9月の台風15号の強風で、千葉県には甚大な被害が出て、ゴルフ場も倒木で長期のクローズに追い込まれたところもあることは、前にお伝えしました。
ブリヂストンオープンの舞台、袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コースにも甚大な被害が出ました。
トーナメントの開催も危ぶまれる状況でしたが、懸命なコース復旧作業で、何とか開催にこぎつけることができました。
ところが、今度は過去最大級の台風19号の直撃に見舞われ、その影響を考慮して大会3日目が事前に中止となり、その後最終日も中止となり、2日間大会に短縮されるという異常事態のトーナメントになりました。
今回は、決勝ラウンドの最終日に観戦を予定していたしたが、大会を観戦することができませんでしたので、幻の観戦記をお送りします!
目次
今年の大会は、例年よりも2週間早い時期の開催になりました!
例年は、10月最終週に開催されていましたが、今年はその週に米国PGAのレギュラーツアーの試合、ZOZO CHAMPIONSHIPが組まれましたので、2週前倒しの開催となりました。
男子プロゴルフツアーは、女子プロゴルフツアーに押されている感が否めませんが、PGAツアーの開催でタイガー・ウッズの来日など話題が盛りだくさんなので、これからの盛り上がりが期待されます。
袖ヶ浦CC 袖ヶ浦コースの被害状況!!
※写真はイメージです。
9月8日深夜から9日明け方にかけて、台風15号が関東地方を直撃して、千葉県では経験したことのない暴風雨が吹き荒れ、房総半島の市町村は各地で倒木、長期間の停電が発生しました。
ゴルフ場では、倒木でコースの様相が一変したところも少なくなく、トーナメント開催予定の袖ケ浦CC 袖ケ浦コースも例外ではありませんでした。
袖ケ浦コースでは、約1200本の倒木があり、停電も続き長期間のクローズに追い込まれました。
コースが再開したのは、10日後の19日(木)のことでした。
コース内では、イン16番ロングホール(パー5)の有名なご神木は、幸いにも難を免れましたが、1000本を超える倒木で、コース内の景色が変わってしまったところもあります。
今年の記念品はこちらです!
写真にあるのが、ブリヂストンオープン2019の記念品です。
最終日が中止になりましたが、大会事務局から送ってもらって入手したものです。
記念キャップの色がベージュに変わりました。毎年、このトーナメント以降に、このキャップを被ってラウンドをするのが楽しみです。
今年は、トーナメントが2日間中止になったので、このキャップを被っている方は、例年よりも少ないかもしれません! 貴重なキャップになりました。
大会期間中にまた台風19号の直撃を受けて、2日間に短縮される大荒れの大会になりました!
一か月前に台風15号の直撃を受けて甚大な被害を受けた房総半島に、大会期間中に台風15号の規模を上回る、最大級の台風が近づいていました。
これに伴い、予選ラウンド2日目の朝、観戦者、選手、関係者の安全配慮の観点から、12日の大会3日目は中止となりました。
この時点では、最終日の開催は決定していませんでしたが、その後3日目の午後に、最終日の中止が決定しました。
台風の影響が半端ではなく、各地に甚大な被害が出ましたので、中止はやむを得ないものだと思います。
大会3日目に台風が直撃して、結局決勝ラウンドの2日間は中止が決定し、競技は2日間となりました!ドが始まりました!
今年の大会は、予選ラウンドの2日目を終わった時点で、首位に立っていた今平周吾プロが優勝しました。
賞金加算額はカットされますが、短縮であっても優勝は優勝ですから、今平プロにとってはうれしい優勝です。
ただ、東日本を中心にこれだけの被害が出た台風で短縮となった大会ですから、素直に喜べない優勝だったのではないでしょうか?
来年の大会は、またいつもの10月下旬の日程に戻るでしょうから、4日間の大会が開催され、一層の盛り上がりになることを、今から期待したいと思います。