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稲見萌寧選手が涙のツアー初優勝!【センチュリー21レディス】
埼玉県の石坂ゴルフ倶楽部で開催されたLPGAツアーの『センチュリー21レディスゴルフトーナメント』。
ツアーで最も勢いのある黄金世代組やベテラン勢が優勝争いを繰り広げる中、最後に歓喜のガッツポーズを披露したのは、最終日が10代最後の日という選手でした。
過酷な優勝争いを制したのはあの選手
埼玉県の石坂ゴルフ倶楽部で開催されたLPGAツアーの『センチュリー21レディスゴルフトーナメント』。
梅雨も明けて気温がぐんぐん上がる中、2日目には河本結選手他が体調不良で棄権してしまうほどの過酷なコンディションとなりました。
初日は原英莉花選手が首位に立ち、最終日は笠りつ子選手らベテラン勢が猛チャージをかけるという面白い展開となりましたが、最後に笑ったのは弱冠19歳のツアールーキー、稲見萌寧選手でした。
2日目に首位に立ち、最終日最終組でスタートするも、ベテラン勢の勢いに圧倒され、ハーフターンを迎えたときには、首位を開け渡す展開に。
しかしサンデーバックナインの11番ホールでベタピンにつけてバーディーを奪い、再び首位に並ぶと、最終18番ホール。
外せばプレーオフという3メートルのバーディーパットをねじ込んで渾身のガッツポーズ!
翌日に誕生日を控えた10代最後の日にツアー初優勝を果たしました。
ツアールーキーはツアーでも指折りのショットメーカー
いやー、ついに黄金世代のひとつ下の世代が優勝をしましたね。
稲見選手はツアールーキーですが、ここ数試合では上位で優勝争いにも顔を出していました。
そして今回のツアー初優勝。
そんな稲見選手の最大の武器はキレキレのアイアンショット。
開幕当初は出場試合が限られていたこともあり、ランキング資格を満たしていないものの、今大会前までのパーオン率79.69%はぶっちぎりのツアー1位の成績。
今大会でも勝負どころのアイアンショットを何度もピンに絡めてバーディーを奪いました。
若さと勢いでツアー初優勝を果たす選手も多いですが、稲見選手の場合は優勝するべくして優勝したという印象です。
涙の初優勝は練習の賜物
そんな稲見選手のアイアンショットを支えているのが、ツアー随一と言われる豊富な練習量。
ゴルフを始めた小学生以降、クラブを握らなかった日がほとんどないというくらいの練習の虫なのだそうです。
それだけ練習に没頭したからでしょう、初優勝を決めた後には涙が止まりませんでした。
身長166センチと体格にも恵まれおり、今後も躍進が期待される稲見選手。
ギリギリで10代での優勝を決めたツアールーキーは残りのレギュラーツアーでも台風の目になりそうです。
稲見選手、ツアー初優勝おめでとうございます!