プロゴルファー
こせきよういち
テレビカメラがとらえた昨年の面白動画~世界のゴルフ界の面白情報を拾い読み#106
今週は、すでに始まっている米ツアーに続いて、欧州ツアー、日本ツアー、そして米女子ツアーがそれぞれ今年の初戦を迎えます。
それを前に先週、ネット上には2018年ツアーを振り返るさまざまな企画が見られました。その中で楽しめたのが、ツアープレーヤーたちのいわゆる“面白動画”。
いまやツアートーナメントのコース上には数多くのテレビカメラが配置され、有名・人気プレーヤーはその一挙手一投足がキャッチされます。
そこには、プレーの合間に見せる選手たちの素顔やコミカルなシーンも。
その中から特に面白かった動画を紹介しましょう。
「ちょっと、あっちに行ってよ」とハリントン
まずは、先ごろ2020年ライダーカップの欧州キャプテンに選ばれたパドレイグ・ハリントンの“面白動画”。
昨年の「チェコ・マスターズ」で、ハリントンはストロークを終えると、ラフの木陰に向かって一目散。
ん? どうした?
テレビのカメラマンも気になったのでしょう。そのうしろ姿を追い続けたのですが、ふと振り返ったハリントンがカメラの視線に気づいて急停止。
そのままどこまでも追って来られては大変と、カメラマンに向かって、「カモーン、ゴーアウェイ!」
恥ずかしそうに照れ笑いを浮かべるハリントンに、好感です。
トーナメント会場での「◯◯しょん」といえば、動画ではありませんが、トム・ワトソンがマスターズの練習ラウンド中に、12番ホールに架かるホーガンブリッジを渡った奥で、我慢できずになさる姿が撮られたことがありました(下記、リンク先)。
有名プロは、まさにその一挙手一投足がカメラに見られているのです。
リンゴをポイ捨て! できなかったノックス
これもかなりカッコ悪いシーンです。
昨年のアイリッシュ・オープンでのこと。
ラッセル・ノックスはラウンド中にリンゴをパクリ。その食べかけをグリーン脇の草むらに放り投げるつもりが、“大シャンク!”。
リンゴは同じ組のロバート・カールソンのキャディの頭をかすめ、もうひとりの同伴プレーヤー=アレクサンダー・ビョークの脇へ。
そのビョークの、ちょっと固まったようなリアクションも笑えます。
思わず発した声が恥ずかしい結果になったポールター
最後はこの連載でおなじみの“ニュースメーカー”、イアン・ポールターです。
彼の昨年の面白動画は「ザ・プレーヤーズ選手権」で発したひと言。
ラフからアプローチショットを放ったところ、当たりが悪かったのでしょう、「ソーバッド」を連発。
ところが、その意に反してボールはコロコロとグリーン上へ。すると、ポールターはすかさず……。
バイザーで照れ笑いを隠す仕種に、周囲のギャラリーはもう一度は大笑い。
実は、ポールターはその1か月ほど前の「RBCヘリテイジ」でも同様の恥ずかしい失敗をやらかしていました。
グリーンを狙ったアプローチショットがやや飛び過ぎと判断。「止まれ、止まれ!」と連発。
ところが……。
その後のリアクションは下記インスタグラム動画をご覧ください。