ライフスタイル
レッスンプロ・クラフトマン 河野
ゴルフでの女神様と貧乏神様の話
こんにちは。
レッスンプロ・クラフトマンの河野です。
今回は、少し上級者向きのお話になります。
誰でも運を味方に付けようと、縁起担ぎを多かれ少なかれします。
アマチュアの試合でも、そんな「運」や「ツキ」についてのお話がありました。実体験を述べさせていただきます。
女神様と貧乏神様
ゴルフの試合は、その人なりに極限の世界です。
そのため、いろいろな話があります。そんな中でも努力した最後にあるのが神頼みです。
今回はその神様のお話です。
ラウンド中感じるのは、「女神様と貧乏神様」の話です。
一組4人でラウンドしていると、必ずついてるなと思う人と、明らかについていない人が出て来ます。
ある程度上達すれば、プレーにも心にも余裕ができますので、同伴者のプレーを冷静に見られます。
すると、「明らかについている人(女神様を独占中)」と「明らかについていない人(貧乏神様を独占中)」がいることに気がつきます。
プレーのスタート時からこのお二人の神様は、誰の背中に乗るか注意深く見ています。
このお二人の神様は、足が速く少しのことですぐに他の人に付いてしまいます。
言動や行動に注意しないと、貧乏神に好かれてしまいます。
試合は、当然孤独です。
アマチュアの試合ではよくあることですが、少し大きめの大会でご一緒する方は、大概初めて会うか、顔見知り程度の方が多くなります(ベテランは別です)。
ある程度の規模の試合に出られるようになりますと、仲のいい先輩が新参者にいろいろと忠告してくれます。
「例えば、君が、ボギー、ボギーと連続でボギーを打っていると、誰も近くに寄って来ないし、君から話し掛けられるのさえ迷惑がるよ」
それは、私に付いている悪運が、話掛けられたその方に移ってしまうのを嫌がるためだそうです。
皆さん試合(勝負)に運は付き物ということを嫌というほど経験しています。
だから、「君がボギーを打っている間は、必要なこと以外は決して人に話し掛けてはいけない」と教わります。
そのことを理解していないと、同伴競技者に嫌われるもとだからと忠告してくれました。
そのように忠告されて、地方大会の決勝に臨みました。
誰も助けてはくれません。
その試合で、同伴競技者aさんが、ダボ(ダブルボギー)、ボギーと連続でスコアを落とすと、その方を皆さん避けているのがアリアリとわかりました。
aさんが孤独に耐えているのがよくわかりますが、かと言って同情心を持つと貧乏神が私に取り付いてしまうので、aさんを見て見ぬ振りをしていました。
何ホール目かでaさんがバーディーを決めると、bさんが顔見知りらしく「ナイスバーディー」と声を掛け、aさんに笑顔が戻りました。
aさん「辛かった」
bさん「俺も見ていて辛かったよ」
aさんに貧乏神が付いていると思われる間、誰も話掛けませんし、近くにも行きませんから、辛い試合の中で孤独を味わいます。
県のアマチュアの試合としては大きな試合の決勝ですから、皆さん相当の腕自慢ですが、運も味方に付けなければ勝ち抜いていけません。
最後は神様頼みですから、女神様に好かれるゴルフをしたいですね。
私の書いた本が好調に売れています。
Gridgeのスタッフの皆様にお礼を申し上げます。
お買い上げいただいた読者様に感謝いたします。
読者様に幸運が訪れますように。
レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。