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庭でもゴルフ!?芝を敷いたらどうなる?ゴルフ好きに贈るDIY術
「庭でもゴルフがしたい。よし! ゴルフの練習のために庭を芝生にしちゃおう!」
なんて考えている方、結構いらっしゃると思います。
でも芝と言っても種類がたくさんあるし、特徴もバラバラですよね。自宅の庭でゴルフの練習ができるように、まずは芝の勉強をしてみましょう!
ここではゴルフ場でも使われている一般的な「高麗芝」についてお届けします!
目次
自宅の庭でも育てやすい? 高麗芝の特徴や生育に向く地域
高麗芝といえば名前は聞いたことはなくても、一番馴染みのある芝ではないでしょうか。ゴルフ場にも使われている品種の芝です。
この高麗芝は乾燥や病気に強く、丈夫で手入れの回数が少ないという特徴があります。
高麗芝の生育に向く地域としては「関東から南側」の地区になります。なぜなら生育温度が24℃から35℃と高く、夏に生長をするためです。
夏の暑さにもしっかり耐えてくれるこの高麗芝。
しかし反面、冬には「冬枯れ」という現象を起こして、生長が止まります。それでも冬を越えて春になると生長が再開してくれますよ。
高麗芝の水やりはどうすればいいの?
高麗芝の水やりについてですが、基本的に乾燥に強い品種ですのでそれほど神経質になる必要はありません。
園芸書などを見ると、早朝や夕方を推奨する記述を良く見かけますが、高麗芝は非常に強いので日中でもある程度は平気なんです。
ただ真夏のように日中の気温が40℃近くなるような時間帯は避けたほうが無難かもしれませんね。
高麗芝の葉が、細く、先が巻いてきてしまっている場合には「水不足」のサインです。
そうなってしまったら完全に乾いてしまう前に、しっかりと水を与えてあげましょう。
夏場で3日に1回くらいが水やりのおおよその目安になります。
ゴルフの練習後についでに水やりをすれば、定期的に練習もできて芝も維持できて一石二鳥ですね。
高麗芝の芝刈りはどうすればいいの?
庭を芝生にすることで一番の問題点がこの芝刈りですね。
高麗芝は夏によく生長をしますので、生長度合いに応じて芝刈りをしましょう。
冬は休眠期で生長が止まっていますので芝刈りは必要ありません。
春と秋は1ヶ月に1~2回、夏には1週間に1回を目安に芝刈りをしてあげるといいでしょう。長さの目安は2センチくらいをキープできると一番いいですね。
芝が伸び過ぎてしまった場合、2~3回に分けて段階的に短くしてあげるように刈りましょう。
ゴルフの練習で日々お世話になるなら、伸び過ぎる前にちゃんと芝刈りをしてあげたいものです。
高麗芝のお値段やメンテナンスの頻度は?
高麗芝の気になるお値段は、大体1平方メートルの広さで500円前後と意外とお値打ちなんです。
30センチ四方くらいの大きさのシートが重なって販売されています。
庭に芝を敷いてゴルフの練習用として使うのであれば、グリーンやアプローチ練習場など、比較的広い範囲が必要になるのでそれなりの出費は覚悟しなければいけません。
メンテナンスに関しては芝の間から伸びてくる雑草を処理したり、芝生の生長期には肥料をあげるなどの作業が必要になります。
敷きっ放しでも大丈夫な人工芝に比べると、天然芝を維持していくのは手間がかかります。
手間いらずの人工芝!庭で練習したいゴルファーに大人気
天然芝の質感には劣るかもしれませんが、ゴルフ専用の人工芝という商品も販売されています。ビニール素材の人工芝だと、クラブの摩擦熱で溶けてしまったりすぐにボロボロになってしまったりするケースもありますが、専用品ならば耐久性も抜群です。
しかも自宅の庭の形にフルオーダーできるので、施工もものすごくきれいになります。天然芝は手入れができないという方は、こうしたゴルフ用人工芝をチョイスするのも1つの手ですね。
また人工芝ならばアプローチ練習用の商品やグリーンのような短く刈り込まれた商品も選べます。用途によっていろいろな商品を選べるので、費用はかかりますが天然芝でグリーンやアプローチ練習場を分けて作るよりは楽です。
庭でゴルフ練習ができるとアプローチが抜群に上手くなる!
自宅の庭でゴルフの練習ができるようになると、実はものすごいメリットがあります。自宅の庭という狭い場所(広い人もいますが……)、おのずと練習ができるのはグリーン周りからのアプローチ練習になりますよね。
芝の上からのアプローチ練習は、打ちっ放し練習場では練習できないことがほとんどで、ゴルフ場のスタート前に軽く練習する程度ではないでしょうか。
そんなアプローチ練習が思いのままにできてしまうんですね。順目や逆目、芝をちょっと伸ばせばラフからのアプローチなどにも対応可能です。
芝の長さや順目・逆目によって打ち方を変えるなど、いろいろなアプローチのバリエーションが練習できます。
庭に芝を敷いたら、一気にスコアが良くなるかもしれませんね。
自宅の庭にコーライグリーンは作れる?作り方は?
アプローチ練習ができる芝が庭に敷けるなら、短く刈り込んでいけばコーライグリーンが作れるんじゃないか? と思ったそこのあなた。
ずばり、コーライグリーンは作れます!
でも当たり前ですが結構手間はかかります。
まず庭にコーライグリーンを作る場合に必要なのは、芝の刈り高を5ミリ以下に設定できることが最低条件です。
現在の高麗芝に砂をまき、転圧して整地したら少しずつ短く刈りこんでいきます。ちょうど自宅の庭に高麗芝でグリーンを作った方がYouTubeで紹介をしています。
例えば庭の半分をアプローチスペースにして、半分をパッティンググリーンにできれば、自宅でアプローチもパット練習もどちらもできてしまうというゴルファーにとっては夢のような環境が整えられます。
庭に芝を敷く工事を業者に頼んだら費用はどれくらい?
庭の広さなどによっても変わってきますが、一般的な業者さんに庭に芝を敷くための工事をお願いすると、大体10万円前後の費用がかかるようです。
ただしこれはもちろんゴルフ練習用としての芝ではなく、一般的な庭の芝です。ゴルフ用に短く刈り込む、高麗芝ではなくベント芝を敷く、などの条件によっても値段は上下してしまいます。
芝を敷くのは手間だけど、ゴルフの練習も庭でやりたい! という方は一度業者さんに工事をお願いして、そこから自分で短く刈り込んで管理していく、という方法もありますね。
高麗芝のDIYで庭にゴルフ練習場を作っちゃおう
高麗芝を庭に敷くだけで手間はかかりますが、自宅がゴルフ練習場に大変身。ゴルフもDIYも好き! という方はぜひ自宅の庭に高麗芝を敷いてみてはいかがでしょうか?
ゴルフの練習もゴルフ場に近い環境でできますので、ゴルフ練習に対するモチベーションも高まることでしょう。
ただし庭にアプローチ練習場や練習グリーンなどのゴルフ練習場を作るともなると、それなりの出費や手間がかかることもお忘れなく。
「そうだ、庭に芝を敷いてみよう!」と思い立ったゴルファーの方、いかがでしたか? 土地や予算などに余裕があれば、ぜひチャレンジしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。