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競技ゴルフのススメ~本格的な個人戦のご紹介

アマチュア競技会にはいろいろな種類の大会があります。今回は個人ストローク戦の競技会において「本格派」と目されている競技会をご紹介します。

競技ゴルファー同士では「どんな競技会に出場しているのか?」という話題になることも多いです。

そんな時にこれらの本格的な競技会に出てみた話をしたら?! 腕前に自信がなくても、気持ちが楽になりますよ。

地域ごとのアマチュアゴルフ選手権

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各地域の「今年のナンバーワンのアマチュア・ゴルファー」を決する選手権大会です。

「公式戦」という位置づけであり、「この大会への欠場は不戦敗である」と言い切っても、誰も文句は言えない大会なのだと思います。

都道府県単位での大会と、関東・東北といった地方単位での大会があります。

全国決勝が国民体育大会につながっている大会と、日本アマチュアゴルフ選手権につながっている大会に分かれています。

出場するためには「所属」が必要となります。どこかのゴルフコースの正会員として出場するのが普通です。

よりハードルが高い方法ですが、主催団体(地域のゴルフの協会)に特別に認定してもらうという出場方法もあります。

老舗のアマチュア競技会

「準公式戦」と呼ぶといい感じの「民間主催ながらも歴史と伝統のあるアマチュア競技会」がいくつかあります。

代表的なのものは以下の3つの大会だと認識しています。

これらの競技会にはトップクラスのアマチュアゴルファーがこぞって参戦してきます。

好成績を出すためにはかなりの腕前が必要です。フルバックティーから70台スコアが予選通過の目安のようです。

(1)アマチュアゴルファーズ選手権 ※旧パブリック選手権
(2)日刊アマゴルフ
(3)全日本社会人ゴルフ選手権 (内閣総理大臣杯)

どこかのコースの正会員でなくとも参加可能です。

所属先があってハンデ証明を出してもらえば、一次予選免除などの特典を受けられる場合もあります。

オープン競技会

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アマチュアも参加可能なハイレベルの競技会としては、研修生・レッスンプロ・ツアープロなども参加してくるオープンゴルフ競技会もあります。

アマチュア放棄をしたゴルファーにとっては出場できる貴重な大会です。

アマチュアにとっては、メディアでお馴染のあんな人やこんな人に遭遇できる楽しみがあります。

アマチュア枠というものがあり、研修生などより純然たるアマチュアのほうが決勝ラウンドへの出場(進出)の見込みが高い(カットラインのスコアが低い)というケースが多いようです。

ドリームステージ

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2016年から始まった大会です。

かなり盛り上がっているようです。成績上位者は日本オープンゴルフ選手権(一般/シニア/女子)の地区予選へ進出となります。

参加資格は「USGA/JGAハンデ証明」「アマチュア(資格を維持している)」の2点だそうです。

「USGA/JGAハンデ証明」はインターネットメディアサイトなどでも取得できます。

まさに誰でも頂点を目指して参加できる大会だと言えましょう。

参加者層・大会の雰囲気

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プロゴルファー予備軍であるジュニア・学生も参加してくる競技会と、社会人限定(または年齢制限有り)の競技会があります。

大会の雰囲気や予選通過のレベルなどに大きな差が生じます。

昨今のトップ層では社会人より学生のほうが良いスコアを出しています。参加する競技会を選ぶときには、この点には気をつけると良いです。

今回ご紹介したハイレベルな競技会は、非常にピリッとした雰囲気で、とても良いものです。

死角にあたる場所の池は近くにフォアキャディさんがいて「ここから入りました!」と教えてくれたり、ところどころに(時に知り合いの大先輩も含む)大会関係者が競技委員として立っていたりなどなど、「非日常の競技ゴルフの世界」になっています。

参加費は相当高額な大会が多いのです。値段相応の貴重な体験はできると思います。

裏話ですが、レベルが高い大会ほど「プレー代の値引き額が大きく(超格安の大会特別プレー料金に)」なります。

そして、インターネットゴルフメディアサイトの競技会でも使われないほどの「超名門コース」での開催もあり、そのコースをラウンドするのを主目的に出場している人もいるようです。

名門コース訪問が主目的の人であっても、これほどレベルにまでなると、腕前も参加者の平均並みのスコアで、ラウンド中にもその目的を態度には出さず、次ステージを目指している同伴競技者にも決して迷惑をかけない、という「ハイレベルに成熟したゴルフ」をされてくる感じです。

おわりに

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人間というものは何事もだんだん慣れてくる生き物なのでしょう。

初めはクラクラするほど刺激的だった「ライトなアマチュアゴルフ競技会」も、出続けていると刺激が足らなくなってくるようです。

マンネリを感じてしまったら、よりハイレベルな競技会に出場してみるしかありません!

新たな刺激、新たな気付き、新たな課題、更なるモチベーション、を得るためには……。

先日、「競技ゴルフの大先輩(60歳代)」から「俺なんかは、もうほとんどの競技会ではダラケちゃってダメダメなんだけどさ。お前はその年齢(40歳代)ですでにそうなってるのか?! ヤバイだろ!この先どうすんのさ?」と言われてしまいました。

自分のゴルフ人生の将来を真剣に悩んでおります……。