ライフスタイル
宮下芳雄@プロゴルファー
ゴルフ練習の3つの段階を理解し、効率よく上達するには?
こんにちはゴルフコーチの宮下芳雄です。
前回はゴルフ市場が半分になってしまったお話をしました。
ゴルフ人口は毎年減っているとのことですが、私の所属コースであるJGMセベバレステロスGCでは4月に入り、多くのゴルファーさんのご来場をいただいています。
ゴルフトップシーズンということもあり冬眠から覚め、鼻息が荒くなっているゴルファーさんが増えてきているのかもしれませんね!
今回はそんな中、効率良くゴルフ上達できるポイントを紹介します。
目次
練習するとき、あなたは何を考えているのか?
まずはその練習が上達のためのどの段階にあるのかを考えましょう。
上達のための段階とは、「悪いスイングの気付き」「アップデイト」「正しい動作の定着」の3つだと私は考えています。
悪いスイングに気付けるか? それが上達の近道なのか?
一つ目の「悪いスイングの気付き」は、ミスショットの原因を明確にしたり、スイング動作の修正箇所を見つけることです。
実際にボールを打ってみて、どんなミスショットなのかを自身でジャッジしてみましましょう。
たとえばボールの頭を打ってしまうミスはスイングに何らかの問題があるとします。
そしてその問題を明確にするために多くのゴルファーは悪いスイングはどの部分なのかを考えながら打球を続けます。
スイングをアップデイトする。
次に「アップデイト」はそのスイング動作をより新しいものに変更し、ミスの修正や小規模にスイング動作を追加することです。
しかし実際の練習では「伸び上がってスイングしているのかな?」「腕を縮めてしまっているのかな?」などと自分で仮説を立てても、それが本当にミスの原因なのかどうかは自分自身では分からないことが多いはず!
なかなか自分一人では原因を突き止めることができきないことが多いものです。
そうしている中で「スイングについて、分かった! 開眼した!」と思って、翌日同じイメージでボールを打つと「あれっ? 当たらない」となってしまい堂々巡りを繰り返してしまう方が多いかもしれません。
つまりゴルフの練習は「悪いスイングの気付き」という仮説を立てて、仮説から「アップデイト」をし、自己検証を何度も繰り返す作業のことなのです。
じつは多くのアマチュアゴルファーさんはこの作業に多くの時間を使ってしまっているのです。
スイングの安定のカギは定着にある。そのとき何をしたらいいのか?
最後に「正しい動作の定着」とは正しい動きを体に覚え込ませるために繰り返しボールを打つことです。
じつはこのことがゴルフの練習で、もっとも重要と私は考えています。
そしてゴルフ練習の最終的な目的は、もちろんゴルフが上手くなること!
上達するためには正しい動きを定着させなくてはいけません。
「定着させる」とは、言葉を言い換えると無意識でもスイング動作が再現性高くできるということです。
これができるようになればゴルフ上達のスピードが圧倒的に加速をします。
遠回りしない上達法、そのために何を変えればいいのか?
繰り返しになりますが、練習しているほとんどのゴルファーが「悪い動作の気付き」や「アップデイト」に多くの時間を使っています。
それは「ミスショットが出る」→「ミスショットの原因を考える」→「悪いスイング動作の仮説を立てる」→「上手くいかない」→「違う仮説を立てる」などの繰り返しを何度も、何度も行うからです。
練習することが好きだったり、いろいろなスイングに挑戦することが好きだったり、であればまったく問題はありません。
しかし、もしみなさんが限られた時間の中で効率良くゴルフ上達をイメージしているのであれば、考え方を変えることが大切です。
ゴルフコーチの仕事はゴルファーを最短距離で目標へ導くこと、その役割とは?
それは「悪いスイングの気付き」「アップデイト」をゴルフコーチに任せること!
ゴルフコーチの役目はアマチュアゴルファーが無駄にしている時間を短縮させることです。
アマチュアゴルファーは全神経を「正しい動作の定着」に注ぎ込み、繰り返しの打球練習をすることがゴルフ上達の近道だと私は考えています。
みなさんも、情熱あふれる熱狂的なゴルフコーチとマッチングをして、限られた時間の中で効率良くゴルフ上達を目指してくださいね!