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PAR RUSH 01
ゴルフの“ハンディキャップ”を考える!〜第2章
前回は、ハンディキャップに関係するさまざまな用語について見てみました。
自分には関係ないよぉ! などと言わずに、まずはこれらの用語を正しく理解して、競技などで正しいハンディキャップにより、楽しくゴルフをするようにしましょう!
第2章の今回は、ハンディキャップの正しい算出方などについて見ていきましょう。
目次
まずは、スクラッチゴルファーとボギーゴルファーの定義を見てみましょう!
【スクラッチゴルファーの定義】
○男子…ハンディキャップインデックスは「0」、ティーショット飛距離は「250ヤード」、2オン可能な距離は「470ヤード」です。
○女子…ハンディキャップインデックスは「0」、ティーショット飛距離は「210ヤード」、2オン可能な距離は「400ヤード」です。
【ボギーゴルファーの定義】
○男子…ハンディキャップインデックスは「20前後」、ティーショット飛距離は「200ヤード」、2オン可能な距離は「370ヤード」です。
○女子…ハンディキャップインデックスは「24前後」、ティーショット飛距離は「150ヤード」、2オン可能な距離は「280ヤード」です。
JGA/USGAハンディキャップインデックスの算出方法!
初めてハンディキャップインデックスを取得する場合は、最低5枚のスコアを加盟するゴルフクラブなどに提出すると、以下の要領でハンディキャップインデックスが算出されます。
①ハンディキャップインデックスを持っていない人が初めて取得するときは、JGA/USGAハンディキャップインデックスの上限(男子36.4/女子40.4)を使用してコースハンディキャップを決定し、ストロークコントロール(※後段で説明)を行います。
②それぞれのスコアごとに、ディファレンシャルを算出します。
③ディファレンシャルは、ストロークコントロールされたスコアからコースレーティングを引き、113(標準スロープレーティング)を掛け、プレーしたコースのスロープレーティングで割り、少数第2位を四捨五入した少数第1位の数値で表示します。
④5枚のディファレンシャルのうち、最も数値の少ない1枚(ベストディファレンシャル)を選ぶ。
⑤この1枚に0.96を乗じ、少数第2位を切り捨て、少数第1位の数値で表示したものが、JGA/USGAハンディキャップインデックスとなります。
★ハンディキャップインデックス計算の具体例は、最終章で解説します。
コースハンディキャップとは?
プレーするコースとティーマーカーに応じて、プレーヤーが受けるハンディキャップストロークです。
コースハンディキャップ換算表を利用し、JGA/USGAハンディキャップインデックスとプレーするコースのスロープレーティングによって、コースハンディキャップが決まります。
ストロークコントロール(ESC)とは?
プレーヤーの潜在技量をよりハンディキャップに反映させることを目的として、ハンディキャップ査定のために各ホールのスコアを下方修正することを言います。
これは例外的な悪いスコアがハンディキャップインデックスに過度に影響を与えることを防止するもので、コースハンディキャップに応じて、各ホールの上限スコアを設定します。
例えば、コースハンディキャップ9以下の人は1ホールの上限は「ダブルボギー」、10〜19の人は同じく「7」とされ、40以上の人は「10」となっています。