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ゴルフクラブ

まるお

マッチプレーって何?マッチプレーのスコアの付け方は?

ゴルフツアーやクラブ競技などで「マッチプレー」という言葉を聞いたことはありませんか?

マッチプレーを採用している海外の有名な大会には、ライダーカップやプレジデンツカップなどのチーム対抗戦があります。

日本では、ISPSハンダマッチプレー選手権がありました(2015~2018)。

他にも、名門コースのメンバーで構成されたクラブ選手権などはマッチプレーを採用されることがよくあります。

今回は、従来のストロークプレーとは一味違ったこの競技方式を取り上げたいと思います。

ストロークプレーとは?

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現在のみなさまがプレーするようなコンペや、PGAツアーをはじめとするプロの試合ではストロークプレーが主流です。

ストロークプレーの特徴は、何と言っても出場選手全員が対戦相手となることです!

当然、4人1組の組み合わせで回るのですが(プロの試合では3人や2人の時もあります)、4人のスコアの中で一番いいスコアを出せばいいというわけではありません。

前の組、後続の組のスコアも気にしながらスコアメイクしていく必要があります。

当然のことですが、18ホール必ず回り切る必要がありますから、周りの状況やコンディションを見ながらスコアを組み立てていく醍醐味があります。

マッチプレーとは?

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では、マッチプレーとはどういったものなのでしょうか?

簡単に言うとトーナメント方式です。要は、1対1の勝負になります!

WGC-デルテクノロジーズマッチプレー選手権のような試合では、世界ランキングトップの64人で行われるので、優勝するまでに6試合連続で勝つ必要があります。

ということは、ルールも形式もだいぶ変わってきます。言ってしまえば、18ホール回らずに勝敗が決まってしまうこともあるのです!

どういうことかと言うと、マッチプレーは対戦相手同士と“各ホール”ごとの勝敗を競い合います。

その結果、最終的に勝利したホール数の多いほうが勝ちです!

特徴的なのは、決勝戦を36ホールという超長丁場でするなど、18ホール以上のホール数で競い合うこともあるということです。

対戦中のスコアは1ホールリードしていれば1アップ(1up)で、逆に、リードされている選手は1ダウン(1down)。

引き分けのホールでは ハーフ(halved)と表記されます。

ゲームの展開が同点の場合は、スクウェアとかオール・スクウェア(all square)と言い、一方のプレーヤーが逆転不可能となった時点で試合は終了します。

例えば2アップして残り1ホールの場合、その時点で勝敗が決まります。

その結果のことを「2 and 1」と言い、マッチプレーは17ホールで終了となります。

プレーの楽しみ方は人それぞれ

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競技のような本格的なものから、仲間内のコンペまで今ではいろんな勝敗の決め方があります!

例えば、団体戦の2人ペアのチームで行われるフォーボールゲームというものがあります。

これは、2人ペア2チームの1組でラウンドし、チームのベストボール(2人のスコアのうち、いいスコアのほうがチームスコアとして採用される)でマッチプレーを行うやり方です。

他にも、スクラッチ(ハンディキャップなしで競うこと)やスクランブル(1組4人がチームとなって、4人の打った球の中から最もいいと思われる1球を採用してプレーし続け、他の組と競い合うこと)などいろんな形式があります。

ぜひ、いろんなやり方でゴルフを楽しんでプレーしましょう!